社史

映像制作業務からの撤退

ヒビノが発行した月刊『Digital Chroma』ヒビノが発行した月刊『Digital Chroma』

 バブル崩壊後、日本経済の低迷が長引く中、多くの企業は経費の節減を推し進めるようになっていた。真っ先に削減の対象となったのが、広告宣伝費である。不況のあおりを受けて、映像制作部門ではCM、テレビ番組、プロモーション映像制作といったパッケージビデオの3分野において受注が落ち込み、中でもテレビ番組制作が受けた影響は甚大だった。また、放送局も番組制作を委託する外部制作会社を絞り込む傾向がみられ、営業面でも難しい状況が続いていた。ヒビノが映像分野へ参入する端緒ともなった映像制作だったが、将来にわたっての収益が期待できないとの決断に至り、1996(平成8)年9月をもって撤退が決まった。
 なお同年8月、ヒビノは映像と音響の総合雑誌、月刊『Digital Chroma(デジタルクロマ)』を制作、発行した。これは、株式会社誠文堂新光社の『Chroma』が同4月に休刊することになり、業務を引き継ぎ再刊したものである。映像分野の最先端情報を紹介するプロ向けの技術情報誌として貴重な存在だったが、残念ながら採算がとれず1年ほどで廃刊のやむなきに至っている。

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※ここに掲載した情報は、2015年2月発行の「ゴールなき頂を求めて 挑戦こそが我らの誇り ヒビノ株式会社50年史」より転載したものです。この記事の無断引用、無断転載を固く禁じます。

第4章 転換期 1994〜2003

第4の柱を求めて

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