社史

世界のトップメーカーが認めた当社製LEDディスプレイ・システム

第35回東京モータショー2001 スバルブース。東京モーターショーでヒビノクロマテック社製LEDディスプレイ・システム初運用第35回東京モーターショー2001 スバルブース。
東京モーターショーでヒビノクロマテック社製LEDディスプレイ・システム初運用

 ヒビノビジュアル Div.のコンサート映像サービスは、1985(昭和60)年のARB日比谷野音ライブでの成功の後、何年もの間、手探りの状態が続いた。しかし、1990年代中盤から徐々にニーズが出始め、1997年のB’zドームツアーは、本格的なコンサート映像時代への契機となった。
 高輝度・省電力・軽量という特長を持つLEDディスプレイ・システムは、コンサート映像における数々の技術的な問題をクリアしていった。

上:フルハイビジョン対応LEDプロセッサーDLC-118HD 下:インターメディアコンバーターIMC-880上:フルハイビジョン対応LEDプロセッサーDLC-118HD 下:インターメディアコンバーターIMC-880

 2002年12月、ヒビノクロマテック Div.は、フルハイビジョン対応LEDプロセッサー「DLC-118HD」、またインターメディアコンバーター「IMC-880」を製品化し、6mmピッチのLEDディスプレイ・システム「GS-60」を世に送り出した。
 6mmピッチの高輝度・高精細LEDパネルに加えて、先端のプロセッシング技術が投入されたDLC-118HD、そしてアナログビデオ信号からPC、さらにはHD信号まであらゆる映像信号を高精度のデジタル処理によってスムーズに入出力できるIMC-880との組み合わせは、さまざまなフォーマットの映像を高画質再生できるという点で、他の追随を許さないシステムだった。

第37回東京モーターショー2003 日産ブース。GS-60を運用第37回東京モーターショー2003 日産ブース。GS-60を運用

 可搬型でレンタル用途に適した設計がなされていたGS-60は、ヒビノビジュアル Div.が大量導入を決め、大型映像のトレンドがLEDディスプレイ一色となった第37回東京モーターショー2003において、その画質が高く評価された。その後、ドイツの映像システム会社であるICT社がGS-60を購入、第74回ジュネーブモーターショー2004のBMWブースで使用された。
 ヨーロッパの高級車メーカーの多くは、モーターショー用の映像機材の選定には複数のメーカーの製品を並べて、同じ信号を入力して比較する「シュートアウト」を行った。ヒビノのGS-60は、ヨーロッパでトップシェアを誇る映像機器メーカーであるBARCO社の製品を凌駕する画質との評価を得て、BMWブースでの採用を勝ち取った。
 GS-60の海外での評判はさらに波及し、Mercedes-Benzをクライアントに持つベルギーのXL Video社や、VOLVOをクライアントに持つスウェーデンのMassteknik社(現 Mediatec社)といったヨーロッパの有力レンタル会社にも販売された。同時に、ヒビノビジュアル Div.は、GS-60を購入したヨーロッパのレンタル会社各社と、機材が不足した際に互いに融通し合う「クロスレンタル」のパートナーシップ契約を結んだ。これが好循環となり、2004年度はパリ、デトロイト、北京、上海、バンコクなど海外のモーターショーでGS-60が大々的に使用された。その後、イギリスのCreative Technology社やベルギーのAED社などにも販売して、特にヨーロッパにおけるGS-60の評価は高まっていった。
 ヒビノクロマテック Div.のLEDディスプレイ・システムは、2004年8月に開催されたアテネ夏季オリンピックの開会式でも採用され、世界最大のスポーツイベントにおいて、再びヒビノの技術力を世界に発信する機会を得た。そして翌年の第39回東京モーターショー2005では、初となるホンダブースの受注に成功している。

第39回東京モーターショー2005でホンダブース初受注第39回東京モーターショー2005でホンダブース初受注

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※ここに掲載した情報は、2015年2月発行の「ゴールなき頂を求めて 挑戦こそが我らの誇り ヒビノ株式会社50年史」より転載したものです。この記事の無断引用、無断転載を固く禁じます。

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