社史

音響機器販売事業のブランド戦略

日本テレビ放送網株式会社の生田スタジオに納入した CALREC「ALPHA with Bluefin」(2008年)日本テレビ放送網株式会社の生田スタジオに納入した CALREC「ALPHA with Bluefin」(2008年)

 ヒビノプロオーディオセールス Div.は、デジタル化が著しい音響分野において、顧客の多様なニーズに合致するブランドを開拓し、的確なサポート体制を構築することがミッションとなっていた。
 1990年代中盤から取扱いブランドを収益性の高い輸入商品にシフトする方針へと舵を切り、創業期からディーラーとして手掛けてきたJBL PROFESSIONAL、Shureの総代理店契約の締結や、新たな輸入ブランドの獲得に努めてきた。
 より戦略的なブランドマネジメントを行うための手段として、2007(平成19)年12月、海外の音響機器を数多く取り扱う「株式会社ヘビームーン」を完全子会社化した。さらに2009年1月には、ヘビームーン社の商号を「ヒビノインターサウンド株式会社」と変更するとともに、ヒビノプロオーディオセールス Div.が扱う輸入商品の一部移管を行い、スピーカー、マイクロホン、ミキシングコンソール(PA向け、放送局向け)という各商品カテゴリーに対し、2ブランドあるいは3ブランドを確保して、販売体制の強化と効率化を図った。
 具体的には、ヒビノプロオーディオセールス Div.はHarman社傘下のJBL PROFESSIONAL、AKG、AMCRON、Soundcraftなどの商品を扱うこととし、その他のブランドはヒビノインターサウンド社が担当するという明確な棲み分けを行ったのである。世界的企業であるHarman社との結びつきを強めながらも、ヒビノインターサウンド社では新興ブランドや新たな取扱いブランドの開拓を進めていくという両輪体制が構築された。

スチューダー・ジャパン−ブロードキャスト社が株式会社WOWOWの音声中継車にSTUDER「VISTA 5」を納入スチューダー・ジャパン−ブロードキャスト社が株式会社WOWOWの音声中継車にSTUDER「VISTA 5」を納入

 2008年5月には、放送用ミキシングコンソールとして世界的な実績を誇るSTUDER製品を扱う「スチューダー・ジャパン−ブロードキャスト株式会社」を完全子会社化した。同社は、2010年4月には放送局向け映像システム分野にも進出して、音響・映像の両面からサポートできる体制を整備した。

株式会社タックに納入したCODA AUDIOスピーカーシステム。「KAJa!2012」野外ステージ株式会社タックに納入したCODA AUDIOスピーカーシステム。「KAJa!2012」野外ステージ

 また、2010年12月には、ヒビノインターサウンド社がドイツのスピーカーシステム「CODA AUDIO」の輸入総代理店契約を結んだ。ヒビノサウンド Div.もモニタースピーカーを導入。CODA AUDIOは有力なPA及びSRスピーカーブランドとして、ヒビノインターサウンド社の主力商品となった。

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※ここに掲載した情報は、2015年2月発行の「ゴールなき頂を求めて 挑戦こそが我らの誇り ヒビノ株式会社50年史」より転載したものです。この記事の無断引用、無断転載を固く禁じます。

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