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音響・映像・ステージに関する専門用語や業界用語をご紹介します。

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用語解説

カーディオイド

単一指向性のこと。

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カートリッジタイプ

磁気録音テープの形態の一つ。テープを巻き取る二つのリールが、ケースの中に収められて一体化しているもの。

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ガイコツマイク

Shureの552H2というモデルのマイクの通称。形が骸骨に似ていることから。個性派のアーティストから好まれる。

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介錯

道具の出し入れ等の操作をスムーズにするための介添え、フォロー。高所の作業では介錯棒を使用することがある。

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回線チェック

マイクロホン、スピーカー等の各回線が正常に接続されているか、異常がないかを確認すること。接続や位相のチェック、制御線のチェック、その他入力や出力に関するチェックなど、音響に用いる様々な回線のチェックの総称。

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開帳場

舞台上に設けられた斜面。山や坂道などに用いられる。また、舞台裏の演技が観客席から見やすくするために、舞台床前面に傾斜をつけることもある。

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開放弦

弦楽器を演奏する際に、指でどの弦も押さえずにそのまま弾くこと。およびその状態を指す。

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カウベル

打楽器の一種。中に舌があるものと、舌がなくバチで叩いて音を出すものとの2種類がある。元は牛などの家畜につける鈴として用いられていたものだが、楽器としても用いられる。大小様々な大きさがあり、形状を角張らせ改良されたものもある。明るく鋭い音で、オーケストレーションの他、ラテン・パーカッションでよく用いられる。センセロとも呼ばれる。

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返し

モニタースピーカーへ音を送ること。また、モニタースピーカーのこと。モニタースピーカーから出る音を指して言う場合もある。
なお、モニタースピーカーだけでなく、イヤーモニターキューボックスなどのモニターも同じ。

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楽音

1.音を、人間の耳が「快く感じる音」と「不快な音」の2つに分類した場合、快く感じる音を楽音、不快で聞きたくないと感じる音を騒音と呼ぶ。しかし、両者の判別は感性によるところも大きく、聞く人間や環境、時代などによって異なるため、明確に区別することは困難である。
2.規則正しい周期の振動が、ある程度継続する音のこと。但し純音は除く。
音階を持つ楽器の演奏音や歌声のような、高さを認識できる音がこれに当てはまる。反対に、打楽器の音など、不規則な短い振動の音を非楽音、噪音(そうおん)と呼ぶが、楽音との明確な線引きは無い。なお、噪音は1.の騒音とは異なる概念である。

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拡散機構

音源の発生形態における一部分。音を空気の振動として外部へ発散させ、伝達させる部分のことを指す。例えば、人の声の場合には口先や唇の部分が拡散機構に相当する。また、現実音など、拡散機構がどこにあるのかやその方向が明確に定まらないこともある。

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拡声

音声を拡大すること。広義にはPAやSRのほか、電気的な機器を使用しないメガホンなども含まれる。

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拡声器

音声を拡大する機器。筒状のメガホンをはじめ、スピーカーなどを指す。拡声機とも。

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カクテル・パーティー効果

人間の聴覚が持つ性質の1つで、多くの音が鳴っている中で、自分が聞きたいと思う音を選択し、聞き分けることが出来る能力のこと。騒がしいパーティー会場にいても、会話する相手の声を聞き取れることから。

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カシシ

打楽器の一種。細い木で編んだ入れ物の中に小石や豆、木の実などを入れたものを振って演奏する。

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鎹(カスガイ)

大道具、平台などのつなぎに使用する金物のこと。「がち」とも言う。

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カスタネット

打楽器の一種。二枚貝のように組み合わせた一対の木片を打ち合わせて音を出す。主として木製が多いが、象牙や金属製のものもある。

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かすみ幕

一文字幕のこと。

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画素

画像を構成する最小単位、細かい点のこと。これが集まることで画像として見える。逆に、画像を画素に分解して信号化することで、画像を表示させたりその情報を他に送ったりすることができる。画素数が多いほど、画像は高精細となる。

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語り

ナレーションや解説などのこと。一人で行う。

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ガチ袋

大道具スタッフが腰に下げている道具袋の呼称。
ガチとは、コの字型をした鎹(かすがい)のこと。鎹や釘、なぐり(金づち)、カッター、ドライバーなどの工具類を入れる道具袋をガチ袋と呼ぶ。一般では、釘袋などと呼ばれる場合が多い。素材や仕様はさまざま。職人道具を収めた袋を腰から下げるスタイルは美容師のシザーケースなどにも似ているが、ガチ袋の方が大きい。

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可聴周波数帯域

人間の聴覚で、音として感じとれる範囲の周波数帯域。一般的に20〜20kHz程度の範囲といわれている。

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可聴帯域外

人間の聴覚では、音として感じられない範囲の周波数帯域。おおよそ20Hz以下、20kHz以上の周波数帯である。

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楽器

音楽を演奏するために用いる、音の出る道具全般。

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合唱

コーラス、クワイアとも呼ばれる。複数の歌い手が複数のパートに分かれ、それぞれのパートを複数人で歌うこと。このとき、それぞれのパートをひとりずつで担う場合は重唱と呼び、複数人がパートを分けずに歌うことは斉唱と呼んで区別する。

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カッタヘッド

カッティングにおいて、ラッカ盤に溝を刻むために用いる道具。カッタヘッドの先には、サファイヤ、ルビー、ダイヤモンドなどの宝石類を使ったカッタ針がつけられている。

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カッタレース

カッティングを行うための道具全般を備えた台のこと。カッタヘッドが取り付けられ、ラッカ盤を正しく回転させるためのターンテーブルや、音溝を外側から内側へスムーズに送り込む送り機構などからできている。

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カッティング

1.アナログレコードにおいて、磁気テープなどにいったん録音された電気振動を、音溝として円形状のものに刻み込むこと。音溝として満足できるものにするのに、高度な技術を要する作業である。
2.ギターの奏法の一つ。ギターでコード・ストロークを行った時に音を短く切ること。

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カット

区切ること、区切り。画面や音を止めること。中断、切り取る、編集など、幅広い意味で用いられる。

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カット・アウト

音や光(照明や映像)などのレベルを、瞬時に下げて遮断すること。
Cut Outの頭文字をとってC.O.などと表記する。

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カット・イン

音や照明、映像などのレベルを、瞬時に上げること。割り込むように突然入ることを言う。
Cut Inの頭文字をとってC.I.などと書く。

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ガットギター

ギターの一種。ガット(動物の腸)やナイロンで作られた弦を使用しているギターのこと。いわゆるクラシック・ギターのことを指す場合が多い。

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カット・クロス

布に、木や葉、森や岩などの風景を描いて、その形なりに裁断したもの。バトンに吊って使用する。

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カデンツァ

音楽用語の一種。
1.演奏終末部で、演奏者の妙技を披露するための、無伴奏で即興的な部分のこと。
2.和声の終止形。カデンツとも呼ぶ。

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過渡特性

電気回路の入力電圧や電流が急激に変化したときに、出力がどの程度まで正確にその変化に追従できるかを示す特性。

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がなり

がなりマイクとも言う。リハーサル時に、演出家や舞台監督などが客席からステージ上の演者やステージ全体に指示を出すために使うマイクのこと。

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カナル型

耳栓のように、耳の中に突っ込むタイプ。遮音性が非常に高いので、周囲の騒音を気にすることなく音を聞くことができる。

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カバサ

打楽器の一種で、ブラジルの民族楽器。ひょうたんの実を乾燥させて中をくり抜き、外側に植物の種などでできた数珠を巻きつけたもの。手に持ったひょうたんを回しながら、数珠の玉にこすりつけたり、振ったり叩いたりして音を出す。数珠玉が金属製で、同様の仕組みを持つメタル・カバサもある。

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かぶり(音)

マイクに目的の音以外の音が入ってしまうこと。「被る」とも言う。

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壁埋め込みスピーカー

壁(または天井)に埋め込むタイプのスピーカーのこと。シーリングスピーカー。

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加法混色

色を混ぜて別の色を作り出すことを混色という。その中で、光の色を混色することを加法混色と呼ぶ。
これに対し、絵の具などの色料を混色することを減法混色と言う。
また加法混色の三原色(RGB)は、赤と青を混色すればマゼンタ、緑と青を混ぜればシアンといったように、その混色結果は減法混色の三原色(CMY)に対応している。

加法混色

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上手(かみて)

客側から見てステージの右手のこと。左側を下手(しもて)という。

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ガムテ

ガムテープの略。物を固定したり、印をつける(バミる)ために使用したりなど、様々な用途に使用する。

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カメ

カメラ、ビデオカメラのこと。テレビ番組では通常、複数のカメラで映像を捉え、スイッチャーによってその映像を切り換えているので、1カメ、2カメ、3カメ…と複数のカメラマンが存在している。そのため出演者は、その時々の選択されているカメラを意識しながら番組を進行させている。

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がや

群集。その他大勢のこと。特定の動きや台詞などを持たない、「がやがやした」声や演技を担当する人達のこと。「にぎやかし」と呼ぶこともある。

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カラーコレクション

映像補正において、求める色が適切に再現されるように色彩を補正する作業全般を指してカラーコレクションという。略してカラコレ。
その中でも、専門の機器やソフトウェア(カラーコレクタ)を使った色補正のことを指す場合ある。
この狭義のカラーコレクションの場合、色温度(ホワイトバランスブラックバランス)、一次色の調整(画面全体のRGBバランスの調整)とは区別して、画面上のある特定の部分において、三次色(RGBがさまざまな割合で混ざっている色)を調整する作業のことをいう。

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カラーバー

映像システムを評価、確認するための基準信号。モニターに表示されると各色が棒状に表示されるため、こう呼ばれる。

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カラーバースト信号

色副搬送波と同じ約3.58MHzの正弦波であり、水平同期信号の後縁(バックポーチ)に8〜12周期を挿入している。テレビ受像機側は、カラーバーストを基準として色信号の位相関係を調節することによって正しい出力を得ている。

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ガリ

1.トリムフェーダーなどのつまみを動かした時に、接点不良によりガリガリとノイズが鳴ること。「ガリが出る」「ガリる」などと言う。
2.マイクロホンのグリルを爪や指先で引っかいて鳴らす音のこと。
マイクロホンが予定の回線に正しく立ち上がっているかをチェックする際、マイクロホンをガリって音の送り先(ミキシングコンソールなど)で確認する。

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仮花道

歌舞伎などで、本花道と平行に設置する上手寄りの花道。演目によって、必要な場合に仮設される。

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CALREC(カルレック)

1964年に設立された、イギリスの放送用ミキシングコンソールのブランド。1980年からデジタル・ミキシング・コンソールの開発に尽力し、1981年にその運用を開始した。
音質はもちろん、徹底的な安全性と、常に進化する技術や機能を装備する製品群は放送業界から高い信頼を獲得している。
外部リンク CALREC製品ページ(ミキシングコンソール)

CALREC(カルレック)

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間接音

音源から直接耳に到達するのではなく、反射、透過を経て届く音のこと。

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完パケ

完全パッケージメディアの略。マスター、完成原版と同義。全ての編集が済んで、完全に仕上がっている状態の映像・音声メディアのこと。

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カンペ

カンニング・ペーパーの略。台詞や話の順序などを抜き書きした紙。アンチョコと呼ばれることもある。

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ガンマイク

ショットガンマイクロホンの略。

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ガンライト

担当者が手で持つタイプの照明器具。バッテリーライトの灯部を指す場合もある。

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※当用語集に掲載されている表現内容は、編者の解釈によるものです。
用語の解釈は、地域や組織等によって異なる場合がございます。
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