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音響・映像・ステージに関する専門用語や業界用語をご紹介します。

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用語解説

エア・モニ

エアモニターの略。
1.舞台などにおいて、客席に聞こえている音の状態を確認するために、マイクロホンで客席空間の音を拾ってモニターすること。
2.放送中の電波を受信して、内容をモニターすること。

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嬰記号(#)

えいきごう。シャープ(♯)のこと。音を半音高くすることを指す。また、さらに半音高くする記号を重嬰記号またはダブルシャープと言う。

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鋭指向性

ハイパーカーディオイドのこと。

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映像Hショック

映像のずれのこと。カラーフレーミング編集が上手くいっていない場合に生じる現象である。ビデオシフトとも言う。

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映像信号

映像を表示するための信号の総称。映像情報を表す信号(色信号・輝度信号)と同期信号の合体である。伝送方式としては、コンポジット信号とコンポーネント信号の2通りの方式がある。

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HA

ヘッドアンプ(HeadAmp)の略。プリアンプともいう。

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Hc

抗磁力のこと。また、保磁力ともいう。

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HD

ハイデフィニション(High Definition)の略。ハイデフ。高精細度のこと。高精細テレビのことをHDTVと呼ぶ。

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HDMI

High-Definition Multimedia Interfaceの略。主にデジタルテレビとの接続に用いられ、高画質、高音質なデジタル信号の伝送が可能。映像、音声の両方を1つの端子で伝送できる。

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HDCP

High-bandwidth Didital Content Protectionの略。不正コピーを防ぐためのコピーガード技術のこと。

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HDD

ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)の略。

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HDTV

High-Definition Televisionの略。高精細テレビのこと。SDよりも走査線数を増やし、16:9と画面サイズをワイドにしている。

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HDV

High Definition Videoの略。HDTVの映像を記録する機器の規格のこと。DV規格と同じテープを用いることが出来る。

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AIFF

音声ファイルの形式の一つ。Audio Interchange File Formatの略。アップル社が開発したもの。

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A&R

アーティスト&レパートリーの略。レコード会社の仕事の1つ。アーティストの発掘・育成・制作・広報を総合的に担当する職。

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AAC

Advanced Audio Codingの略。音声ファイルの形式の1つ。MP3などのほかの規格よりも高音質、高圧縮を目的としている。iTunesStoreで採用されている。MPEG2AACとMPEG4AACがあるが、ほとんど差はない。

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A型ワイヤレスマイクロホン

ワイヤレスマイクロホンの一つ。特定ラジオマイクのこと。A型ラジオマイクとも呼ぶ。
日本で使用できるワイヤレスマイクロホンは、免許の有無や使用周波数帯によりA型、B型C型に分かれる。放送事業者やPASRの業務用では、高品質な伝送が可能なA型が多く使われる。
A型ワイレスマイクが使用する周波数帯は、470〜710MHz、710〜714MHz、1,240〜1,260MHz(1,252〜1,253MHzを除く)。A型ワイヤレス送信機は電波法で定められた「特定ラジオマイクの陸上移動局」にあたるため免許が必要。運用時は事前に運用連絡を提出し、運用調整を行う必要がある。ちなみにワイヤレスのイヤーモニターシステムもA型を使用するため特定ラジオマイクの範疇となる。
<ワイヤレスマイクの使用周波数帯と無線局免許>
・A型:470〜714MHz、1.2GHz帯、陸上移動局免許
・B型:806〜810MHz、免許不要
・C型:322MHz、免許不要
外部リンク AKG製品ページ(マイクロホン/ヘッドホン/ワイヤレスシステム)
外部リンク Shure製品ページ(マイクロホン/ワイヤレスシステム)
外部リンク ワイヤレスマイクロホン等の機材レンタル(ヒビノビジュアル Div.)

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AKG(エーケージー)

1.1947年にオーストリアのウィーンに設立された音響機器メーカー。マイクロホンや、スタジオ用ヘッドホンで有名。コンデンサーマイクロホンのC414など、エンジニアで知らないものはいない。
ドイツ語の発音で、アーカーゲー、アカゲとも呼ばれる。
外部リンク AKG製品ページ(マイクロホン/ヘッドホン/ワイヤレスシステム)
2.マイクロホンのスタンドとホルダーを取り付けるネジの規格で、直径3/8インチのネジ形状の通称。(変換ネジを参照。)

AKG(エーケージー)

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AC

交流(交番電流)のこと。Alternating Currentの略。一定周期で大きさと向きが交互に変化する電流。

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AC-3

ドルビーデジタルのこと。Audio Code number3の略。米国ドルビーラボラトリーズ社が開発した音声のデジタル符号化技術。モノラルから最大5.1chのサラウンドまで対応。映画をはじめ、TVゲームやDVD、BDの映像ソフトウェアなど幅広い音声規格媒体で用いられている。

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ATR

オーディオテープレコーダー(Audio Tape Recorder)の略。録音機のこと。

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ATRAC

Adaptive TRansform Acoustic Codingの略。SONYが開発した音声圧縮技術の一つ。MDの規格としても用いられている。

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ADコンバーター

アナログ信号をデジタル信号にする変換回路のこと、およびそうした回路を備えた装置のこと。AD変換器とも言う。A/Dコンバーター、ADCと表記することもある。

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AD変換

アナログ信号をデジタル信号に変換すること。ADコンバート。ADコンバーター(AD変換器)を使って変換する。

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エキサイター

エフェクターの一種。高域の倍音を強調したり(ハーモニックエキサイター)、位相をわずかにずらす(フェイズエキサイター)ことによって、音が前面に出るような効果や音を太くする効果を得るもの。音の輪郭がはっきりする。

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液晶ディスプレイ

液晶を利用した表示装置全般。液晶は電圧を加えると分子の並び方が変わるという性質を利用することで、光を通したり遮ったりして画面を表示する。液晶分子自体は発光しないため、バックライトが必要となる。

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液晶プロジェクター

液晶パネルを用いたプロジェクターのこと。液晶パネルの後方に光源となるランプを設置し、レンズを通してスクリーンに投影する仕組みである。

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エキスパンダー

ダイナミックレンジを拡張する装置のこと。小さい信号はさらに小さく、大きい信号はさらに大きくする装置。ある指定したレベルより低い信号をカットして、ノイズを減らすのに有効である。

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エクスクルーシブ・メッセージ

MIDIメッセージの一種。特定の機器固有の設定データをやりとりするためのMIDIシステムメッセージ。

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エクスターナルキー

外部キーとも言う。スイッチャーなどを用いて、クロマキー、ルミナンスキー以外のキーを使って映像編集をしたい場合に使う。

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エクストルーデッド

もとは「押し出された」という意味。映像や画像に対する特殊効果の一つで、疑似立体的になる効果のことを指す。

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エコー

こだま、やまびこの意味。反響音のこと。直接音と反射音によって音の繰り返しが確認できる状態。

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エコータイム・パターン

残響特性を示す波形のこと。対象とする空間にパルス音を出し、その直接音や反射音を(無指向性)マイクロホンで収音し、オシロスコープ上で縦軸を振幅、横軸を時間経過として表示させる。これによって、直接音、アーリーリフレクション、拡散音の関係を把握できるとともに、音響障害となる反射音を発見することができる。

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エコー・マシン

残響を人工的に作り出す機械全般。ディレイ・マシンとも言う。

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SR

Sound Reinforcementの略。音響補正の意で、コンサート音響、舞台音響を指す。
元々はPAと呼んでいたが、音を拡声して伝えるだけではなく、原音に忠実であるなど音質にこだわり、より良い音を聴かせるための音響的工夫や補正を行うことから、コンサート音響や舞台音響をSRと呼ぶようになった。
SRのベースは、という情報を、聞かせたい対象へ正確に届けるというPA(大衆伝達)の概念であり、この上に成立しているもの。「SR=良い音質」であったとしても、「PA=悪い音質」ということではない。

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SE

サウンド・エフェクト(Sound Effect)の略。効果音のこと。

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SA-CD

Super Audio Compact Discの略。次世代CD規格の一種で、1999年にソニーとフィリップスにより規格化された。直径12cm、厚さ1.2mmの円盤で、大きさは通常のCDと同じだが、スーパーオーディオCDでは約7倍のデータ容量がある。このため、マルチチャンネルでの記録・再生が可能になり、より高音質を楽しむことができる。静止画・文字データの記録も可能。
スーパーオーディオCDには、シングルレイヤーディスク、デュアルレイヤーディスク、ハイブリッドディスクという3種類のタイプがあり、通常のCDプレーヤーでは再生できないものもある。また、セキュリティも非常に高く、基本的にPCでの再生は不可である。

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S(映像)端子

映像端子の1種。ビデオ信号の輝度信号と色信号を分ける(Y/C分離)ため、映像の劣化がコンポジットビデオ信号に比べて少ない。

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SHM-CD

スーパーハイマテリアルCD(Super High Material CD)の略。液晶パネル用の透明性の高いポリカーボネートを基盤に使うことで、精密な記録が可能になった高品質CD。ユニバーサルミュージックと日本ビクターの共同開発。

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S/N比

信号(Signal)対雑音(Noise)の比率のこと。音声信号にどの程度雑音が含まれているかを表した比。この数値が大きいほど雑音が少ない。

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SMPTEカラーバー

SMPTEの規格するカラーバーのこと。SAMPTEは米国映画テレビ技術者協会(Society of Motion Picture and Television Engineers)のこと。カラーバーの中でも代表的なカラーバーである。

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エスクラリネット

クラリネットの一種。E♭クラリネット、ソプラニーノ・クラリネットのことを指す。略してエスクラと呼ぶことも多い。

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SC

サブキャリア(Subcarrier)の略。

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SCMS

Serial Copy Management Systemの略。著作権を保護するために、デジタル接続によるデジタルオーディオ信号のコピーを制御する技術。民生用のDATMD、DCC(デジタルコンパクトカセット)、CDレコーダーなどのデジタル録音機器に採用されている。
デジタルオーディオ信号の中に、その音源がオリジナルであるかコピーであるかを識別する信号と、デジタルコピーの可否を示す信号(何度でも可能・1世代まで可能・不可能のいずれか)が入れられている。
実用では、オリジナル音源に1世代までのコピーを許可する信号が入っており、SCMS対応機器間において、デジタル接続によるコピーを1世代のみ可能にする。2世代目のコピーを作成しようとすると、録音側機器が再生側のデジタル信号に含まれるコピー制御情報を検知して録音を拒否する。

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SD

Standard Definitionの略。テレビの標準的な解像度のこと。HDの方が高品位であるが、現在も従来規格が映像機器類で使用され続けているため、区別するためにSDと呼ばれている。SDとして規格されてはいるが、基本的には開発当時の技術を元にしている。

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XLR

コネクターの規格の1種。マイクロホンやミキシングコンソールなど、業務用音響機器で最もよく使われるコネクター。
接続ピンが3本のものが一般的で、1番ピンはシールドに接続されている。2番ピンをHOTとするヨーロッパ式と、3番ピンをHOTとするアメリカ式があり、機器やメーカーによって異なるが、現在は2番HOTが国際標準とされている。
1番ピン(アース端子)は他のピンよりも長く、最初に接続される仕様になっており、接続機器の回路を保護するなどの利点がある。また、引っ張っただけでは抜けないラッチロック構造も、XLRが業務用機器のコネクターとして広く普及した理由の1つと言える。
CANNON ELECTRIC社が開発した規格で、同社製のXLRコネクターが多く使われていたことから、キャノン、キャノンコネクターとも呼ばれる。

XLR

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X-Y方式

ステレオマイクロホンの使用方式の一つ。両ユニットを同軸上に置く方式。LとRでの位相のずれが少ない。

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NRPN

Non Registerd Paramater Numberの略。MIDIコントロールチェンジの1種で、シンセ音源のメーカーや機種によって異なるパラメーターを自由にアサインできる部分。

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NTSC方式

テレビカラー方式の一種。アメリカのNational Television System Committeeの頭文字をとったもの。RCA社が、RCA方式をもとに開発した。走査線数は525本、フレーム数は29.97/秒。アメリカや日本の地上アナログテレビ放送で採用されていた。

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FIT-CCD

Frame Interline Transfer CCDの略。CCDイメージセンサーのタイプの一つ。CCDを用いたデジタルカメラでは、太陽や蛍光灯、ガラス面の反射などで周囲より極端に明るい被写体があると、水平または垂直の帯状に色が白く飛ぶスミアと呼ばれる現象が起こる。これを防止する機構を備えたタイプのCCD。

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FED

Field Emission Displayの略。電界放出ディスプレイ。フラットディスプレイの一種で、基本原理はCRTと似ており冷陰極方式とも呼ばれる。しかしながら低コスト化が困難で、液晶・プラズマディスプレイが普及した現在でも量産化には至っていない。

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エフェクター

音声信号や映像信号に対して変化や効果を加える機器を全般的にエフェクターという。またその機能や効果をエフェクトと呼ぶ。
エフェクターの種類は多種多様だが、音に関するものでは、ディレイリバーブコンプレッサーイコライザーなどが代表的。

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FS

フレームシンクロナイザー(Frame Synchronizer)の略。映像信号の持っている同期信号を、同じタイミングに合わせる機器。映像信号の同期を行わずに複数の映像を切替えると、ノイズが発生してしまうため、放送局などでは必須の機器である。

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FSS

フライングスポットスキャナー(Flying Spot Scanner)の略。テレビの画面に出る番組タイトル、出演者名、風景写真など、シンプルな文字や絵などが描かれた不透明なテロップ材料(オペークと言う)を送像するブラウン管を利用した機器。現在では字幕スーパーやテロップの信号の多くはコンピューターを用いて作成されている。

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FM

Frequency Modulationの略。周波数変調。周波数の変調により情報を伝達する方式のこと。信号波の振幅によって搬送波の周波数を変化させる。ノイズ対策に優れている。また、FM音源と呼ばれる周波数変調によって音を合成する仕組みも確立されており、ヤマハのDXシリーズのシンセサイザーがその代表である。

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FOH

Front of Houseの略。
フロント・オブ・ハウスを参照。

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f0

エフゼロ。最低共振周波数のこと。

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FT-CCD

Frame Transfer CCDの略。CCDイメージセンサーのタイプの一つ。多くの光取り込める構造のためダイナミックレンジが大きく、IT-CCDなどと比較すると微妙な階調を再現するのに適しているが、小型化が難しい。

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Fナンバー

レンズの明るさを示す指標。レンズの焦点距離を有効口径で割った値。F値とも呼ばれる。レンズの透過率等によって実質的な明るさが変わってくるため、光学系の明るさを示す指標であるT値が用いられる場合もある。一般的にはF値とT値の差は問題にはならないといわれる。

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FPU

Field Pickup Unitの略。テレビ中継用の無線送受信装置のこと。

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エプロン・ステージ

緞帳の下りる位置から、その前にある舞台端までの舞台面のこと。エプロンが大きく観客席に突き出たものは、張出舞台、でべそとも言う。

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MIC

Microphoneの略。マイクロホンを参照。

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MIDI

Musical Instrument Digital Interfaceの略。シンセサイザーなどの電子楽器の演奏情報を機器間で伝送し、演奏や操作、同期等を行うことを目的に開発された規格。電子楽器の制御だけでなく、劇場の舞台照明と映像、音響の同期などにも使用されている。

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MIDI端子

5ピンのDINコネクタと呼ばれる丸型の端子が用いられる。仕様上は5ピンのうち、中央の3ピンしか用いられていない。

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ME

1.ミュージック・エフェクト(Music Effect)の略。効果音楽のこと。
より印象的・より感動的など、より効果的な演出を目的として用いる音楽のこと。BGMとは異なる。
2.Metal Evaporatedの略。MEテープ。蒸着型のメタルテープのこと。
磁気テープは、土台となるベースフィルムの上に磁性層(情報を記録する部分)という構造になっている。磁性層をベースコートにくっつける際に、磁性体粉末をベースフィルムに真空蒸着させるのが蒸着型、塗布するのが塗布型。
メタルテープは磁性体粉末に鉄・コバルト・ニッケルの粉末を用いた磁気テープ。酸化鉄ではなく鉄の粉末を用いている。

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MADI

Multi-channel Audio Digital Interfaceの略。1本のケ−ブルで48チャンネル分のデジタル・オ−ディオ信号を送ることができる。

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MAV

MA作業用のシステムで、モノラル放送が主体の時期に利用されていた。VTRとMTRが一体となったもの。2インチ幅のVTR用テープを使う。

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MA

映像作品の音を編集する作業のこと。音のポストプロダクションを指す。
撮影、編集を終えた映像に、素材音やSEBGM、ナレーションなど必要な音を加えミックスダウンを行う作業。
多くのトラックを、最終的にステレオ5.1chサラウンドにまとめるミックスダウン作業は、映像作品の印象を大きく左右する重要な工程である。
Multi Audioの略だが和製英語。欧米ではAudio Suiteningと言う。

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MMC

マルチメディアカード(Multi Media Card)の略。小型のカード型記憶メディア。

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MO

Magneto-Optical Discの略。MOディスク。光磁気ディスクのこと。狭義にはカートリッジでディスクを保護した3.5インチのメディアをMOと呼ぶ。普及率こそ高くないものの、書き換え可能なメディアとしては圧倒的な耐久性を持っている。

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MC

1.コンサート中に、歌手が歌やパフォーマンスではなく話をすること。また、その時間を指す。
2.マイク・コントローラー。主にラップミュージック、ヒップホップなどの音楽において、韻を踏みながら歌を歌う者のこと。
3.ムービング・コイル。電磁石を用いたレコートプレイヤーの機器の一つ。

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MD

ミニディスク(MiniDisc)の略。1992年にソニーが発売。事実上、日本独自の規格となった。MDLP、Hi-MDといった拡張規格も開発されたが、現在では衰退している。

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MTR

マルチトラックレコーダーの略。

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MTF

Modulation Transfer Functionの略。レンズによって結像する際のコントラストの再現率のこと。

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MP3

MPEG-1 Audio Layer 3の略。人間の可聴音域外の「聞こえない音域」をカットすることでファイルサイズを圧縮する音声ファイル形式のこと。

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MPEG

エムペグと読む。Moving Picture Expert Groupが標準化したデジタル動画、音声の圧縮規格のこと。MPEG1、MPEG2、MPEG3、MPEG4などと分類されている。

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MPEG2

Moving Picture Experts Group Phase2の略。エムペグツーと読む。動画の圧縮方式。MPEG1の発展規格で、さらに上位規格として開発されていたMPEG3を取り込む形となった。

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MUSE

MUltiple sub-nyqist Sampling Encodeの略。帯域幅圧縮方式の1つ。ハイビジョンと同様にNHKが開発した。ハイビジョンはデータ量が多く、帯域幅が足りなくなるため、これに対応するためのもの。

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Error Correction

エラー訂正。デジタルデータの誤りやエラーを見つけ、訂正すること。正しく訂正されれば元のデータを完全に再現出来る。一方、完全ではないが、データを改善させることを誤り修正、エラーコンシールメントと呼ぶ。

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Error Concealment

エラーコンシールメント。デジタルデータのエラーについての修正や修復のこと。不完全なデータを受信した場合に、それより前のデータや、周りの平均値などを用いてそのエラー部分を修正、修復すること。例えば、映像信号の一部に誤りがあり、それを訂正できなかった場合に、そのデータを、周囲の正しい画素の平均値に置き換えることで、視覚上の違和感を緩和することが出来る。

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LED

発光ダイオードのこと。Light Emitting Diodeの略。長寿命で省エネ、高輝度な発光源で、次世代の光源として注目されている。近年では、公共機関や信号機にもLEDが普及し、家庭用のLED照明も登場した。また、以前よりデジタルサイネージの一つとしてLEDディスプレイが登場してるが、これには砲弾型やチップ型のLEDが用いられている。かつては実用的な高輝度を出すことが困難であった青色LEDに関する近年の開発・進歩によって、LEDディスプレイにおいてもRGBによるフルカラー表示の実現が可能になった。

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LEDスクリーン(LEDディスプレイ)

LEDによる発光で映像を映し出すディスプレイのこと。プラズマや液晶に比べて、明るさの面で有利であり、大型のディスプレイとして街頭に設置されたりコンサート等で用いられている。LEDディスプレイには、砲弾型やチップ型のLEDが用いられている。また、ディスプレイのピッチ(LEDの球の間隔のこと。例えば3mmピッチといえば、LEDとLEDの間隔が3mmということ)が小さいほど、より高精細な画面表示が可能になる。

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LEDライト

発光ダイオードを用いたライトのこと。LEDは消費電力が少ないため、乾電池が長く持つとされている。

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LCDプロジェクター

液晶プロジェクターのこと。

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LTC

SMPTEタイムコードの形式の一つ。Longitudinal Time Codeの略で、音声トラックに記録される。高速走行時でも読み取ることが出来るが、一定以下のスピードでは読み取れないためVITC信号に切替えて使用する。

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エレアコ

エレクトリックアコースティックギターの略。エレアコベースも存在するが、エレアコと呼べば、大抵はギターを指す。

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エレアコベース

エレクトリックアコースティックベースの略。一般的にエレアコというとギターを指すので、エレアコベースと呼んで区別する。

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エレキギター

エレクトリックギターの通称。

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エレクトーン

電子オルガンの一種。狭義には、ヤマハが販売する電子オルガンの商標。広義では、他社製品も含めた電子オルガンの代名詞として使われる用語である。

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エレクトリックアコースティックベース

アコースティックギターのような外観のベースで、ピックアップによりアンプに繋げ、拡声できるベース。
Acoustic-Electric Bassと、順序を逆に呼ぶこともある。

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エレクトリックアコースティックギター

アコースティックギターにピックアップを取り付けてアンプ等に繋げ、エレキギターのように大音量で演奏することを可能にしたギター。これにより、大音量が必要なコンサートにおいて、アコースティックギター本来の音をそのまま増幅して聴かせることが出来るようになった。
Acoustic-Electric Guitarと、順序を逆に呼ぶこともある。

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エレクトリックギター

ギターの一種。弦の振動をピックアップで電気信号に変え、ギター本体とギターアンプをシールドケーブルで接続してその信号を伝えることによって、任意の音量で演奏できるギターのこと。これに対して、弦の振動を電気信号に変えずにそのまま演奏するギターをアコースティックギターと呼ぶ。

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エレクトリックピアノ

ピアノの一種。鍵盤を叩いて発生させた音を、ピックアップで拾って電気的に増幅して出すものを指す。電子ピアノと混同されがちであるが、電子ピアノは音源そのものがデジタルに作られているので、エレクトリックピアノとは区別される。

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エレクトリックベース

ベースの一種。エレクトリックギターと同様、電気的に増幅されることを前提として設計されているベースのこと。

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エレクトレット

コンデンサー・マイクロホンに使われる素材の一種。エレクトレットは、ある種類のろうや樹脂の混合物を、直流電圧を加えた電極の間で固化させたもので、電極を取り去った後も半永久的に帯電が保てる点が特徴である。

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エレベーション

道具帳の一つで、舞台装置を正面から描いた図のこと。舞台図透視図、立面図。彩色されており、舞台装置のための原画となる。

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エレベータマイク

マイク装置の一種。劇場などで、舞台の床下に埋め込まれているマイクのこと。垂直形のマイクロホンスタンドを、油圧や電動によって上下に移動させ、任意の高さにすることができる。EMと略すこともある。

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エンクロージャー

もとは「取り囲むもの」という意味。スピーカーユニットを取り付ける箱(キャビネット)のこと。低域が打ち消しあう影響を緩和したり、スピーカーの後方から出る音を遮断するといった役割を持っている。一口に箱と言っても様々な形状が存在し、この違いが音の違いにつながる。

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エンコーダー

エンコードを行う装置やソフトウェアのこと。符号化器とも言う。
これに対し、エンコードされた情報・データを元に戻す装置やソフトウェアのことを、デコーダーと呼ぶ。

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エンコード

量子化された数値を、コンピュータで処理できる形式(コード)に変換すること。音声・画像・文字などのさまざまな情報を、2進法に変換し、デジタル処理・伝送・記録できるようにすること。
符号化、コーディングと同義。また、エンコードの技術を、その用途からデータ圧縮、暗号化などとも呼ぶ。既にエンコードされているデータを、データ量の圧縮やファイル形式の変更を目的として再度エンコードする場合もある。
エンコードされた情報やデータを元の形式に戻すことを、デコードと言う。

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演出

芸術作品の創造に関する各部門の役割を統括すること。台本の検討・決定から、役者の演技、装置、照明、音楽、効果など様々な部門の能力を、一つの意図する表現へとまとめ上げ、それらを舞台に定着させるまでの創造作業を具体的に指揮すること。

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演色性

照明光などが物体を照らした時に、その物体の色の見え方に及ぼす光源の性質のこと。一般的に、自然光で見た場合に近いほど演色が良いと言い、自然光で見た場合とかけ離れた色になっていることを演色が悪いと言う。

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演色評価指数

太陽光や白熱電球のような、物体本来の色が理想的に再現できる光源を100として、各光源による色の見え方を数値化したもの。一般的に、平均演色評価指数が80を超えると演色性が良いとされる。

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円盤録音

テープ録音に対して、円盤、ディスクによる録音のこと。カッター針と呼ばれる録音用切削針を使い、録音盤に溝を刻みこんで録音する。

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エンファシス

高音域に混じるノイズや歪みを低減させるために、録音時には高音域を強調しておき、再生時には同じだけ下げて再生すること。前者をプリエンファシス、後者をディエンファシスと言う。

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エンベローピング

サンプラーの機能の一つ。音の立ち上がりや減衰量などを調節することで、原音とは全く異なる効果を出したり特殊な音源を作ることが可能である。

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エンベロープ

音が鳴り始めてから消えるまでの、音の三要素(音程・音量・音色)の時間的な変化のこと。
エンベロープは、アタックタイム、ディケイタイム、サステインタイム、リリースタイムという4つの時間的変化に分けられる。
音声や楽器音などあらゆる音はエンベロープで表すことができる。同じ楽器でも、奏法や時間の経過で音の印象(明るい音や暗い音など)が変化するのはエンベロープの違いが影響しており、生楽器は奏者がエンベロープを変化させているといえる。また、シンセサイザーも音の三要素に加え、エンベロープを変化させて音を作る。エンベロープは元々アナログシンセサイザーで主流となった考え方。
ダイナミクス系エフェクターの効果やその機器のパラメーターにおいても、アタック、ディケイサステインリリースというエンベロープの概念が必要となる。

エンベロープ

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円偏光方式

3D映像の表示方式の一種。右目用の映像と左目用の映像を、直線偏光フィルターを通した後に円偏光版に通すもの。これによって、光が円を1/4ずつに分けて描くように右または左に回転して、振動面の方向が違う映像として同じ画面に映る。直線偏光方式と違い、顔を多少左右に傾けても3Dの立体効果を維持できるため、同時に大勢の人が映像を見るような場合や、動きながら映像を見る場合などに適している。

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エンボス

浮彫り、浮き出し模様のこと。型押し。また、画像効果でこのように見せるもの。

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※当用語集に掲載されている表現内容は、編者の解釈によるものです。
用語の解釈は、地域や組織等によって異なる場合がございます。
当用語集は、異なる解釈を使用したその他の著書、サイト等の表現内容を否定するものではありません。