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音響・映像・ステージに関する専門用語や業界用語をご紹介します。

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用語解説

虹彩

目の一部分で色のついた部分のこと。黒目のうち、中心部の瞳孔以外の部分。瞳孔を大きくしたり小さくしたりすることで、網膜に入る光の量を調整する機能がある。同様の機能を、カメラでは絞りやアイリスと呼ぶ。

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公称インピーダンス

インピーダンス(交流抵抗値)は周波数によって変化する特性をもつため、その代表値として用いる値。
スピーカーなどの音響機器では、f0以上の周波数で、インピーダンスが最も小さくなった値を公称インピーダンスと定める。定格インピーダンスとも呼ぶ。
公称インピーダンスは、機器本体や取扱説明書、カタログなどに記載されている。

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CODA AUDIO(コーダ・オーディオ)

ドイツの業務用スピーカーシステムのメーカー。1994年ドイツで設立された。2010年12月にヒビノインターサウンドが日本での販売を開始した。ドライバー、エンクロージャー、ハードウェアを含むすべてのスピーカーユニットの開発及び生産を自社で行い、徹底した品質管理に強いこだわりを持っている。
外部リンク CODA AUDIO製品ページ(スピーカーシステム)

CODA AUDIO(コーダ・オーディオ)

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GOLD CD

反射膜に24金を使うことで高音質を実現するCDのこと。

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五音音階(ペンタトニックスケール)

1オクターブが5つの音で構成されている音階のこと。五音の組み合わせは、地域によってまちまちである。民謡などは、五音音階で作曲されていることが多い。

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こけら落とし

新築または改築した劇場で、初めて行われる催しのこと。こけら落とし公演などとも言う。
「こけら」とは、木を薄くはいだ板や、木材を削る際に出る木片・木くずのこと。
建築中にでた木くずを、建物が完成したときに払い落としたことから、完成した劇場で行う一番最初の興行を「こけら落とし」と呼ぶといわれている。なお、杮(こけら)と柿(かき)の漢字は似ているが異なる文字。
余談ではあるが、ヒビノサウンド Div.が音響サポートを行ったライブにも、東京ドームこけら落とし「MICK JAGGER」(1988年)や、横浜アリーナこけら落とし「STEVE WINWOOD」(1989年)など、こけら落とし公演が複数ある。
外部リンク ヒビノサウンド Div. (コンサート音響)

こけら落とし

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小迫り

少人数の演者を乗せて昇降する、面積の小さなのこと。

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ゴッパー

Shure製のダイナミック型マイクロホンSM58の呼称。ゴッパ、ゴーハチなどとも呼ばれる。
ライブSRや演説、レコーディングなどプロの音響現場で長きにわたり使用されているポピュラーなマイクロホン。同じSMシリーズのマイクロホンSM 57(呼称:ゴーナナ)も含め、ワールドスタンダードとも言われている。
外部リンク Shure製品ページ(マイクロホン/ワイヤレスシステム/シグナルプロセッサー)

ゴッパー

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5.1chサラウンド

音声出力システムの構成の一つ。聴取者を取り囲むように5つのスピーカー(正面、右前方、右後方、左後方、左前方)と、サブウーファー(出力できる音域が低域に限られているため、0.1chとカウントしている)を置くことで、立体的で臨場感のある音響環境を実現できる。もともとは、映画館で臨場感のある音響効果を再現するために開発されたが、今ではDVDビデオやデジタル放送などにおいても広く応用されている。

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小道具

登場人物の携帯品(持道具)や、室内の装飾品(出道具)などを言う。

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5枚羽根方式

毎秒18コマの映画フィルムを毎秒30コマのビデオに変換するテレシネにおいて、シャッターの羽根を5枚にする方式。フィルムとビデオのコマ数の違いから、同期が難しくそのままでは一瞬画面が暗くなってしまう「フリッカー」と呼ばれる現象が起きてしまう。そこで、5枚羽根を用いることで5×18=90コマと、30コマの倍数になるように調整するという工夫が行われたもの。

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コメディー

喜劇。観客を笑わせることを目的とした劇や映画などのことを現在では指すが、元々のコメディーは、観客を笑わせる劇でなくめでたく終わる劇のことを意味した。トラジェディー(悲劇)の対義語。

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ころがし

フロアモニタースピーカーのこと。

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殺す

作動を止めること。音響や照明設備などの電気機器の電源を切ること。「生かす」の対義語。また、吊り物の昇降操作をする網元の網を結んで固定させること。

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コンガ

太鼓の一種。キューバの民族楽器で、細長い樽形の胴の上面にヘッドが張ってあり、低音が出る。

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コンサート音響

コンサートの音響を担当するPAやSRと呼ばれるオペレーターのこと。機材を指す場合もある。

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コンサートホール

演奏会を行うための会場。特に、多目的ホールやライブハウス、オペラハウスなどと区別し、クラシック音楽(オペラは除く)を演奏する専用ホールを指すこともある。

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コンソール

広義にはコンピューターの制御卓のこと。音響では、ミキシングコンソールのことを呼ぶ。

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コンテ

コンティニュイティの略。テレビ、演劇、映画等の台本のこと。

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コンデンサー

蓄電器。キャパシタとも言う。一般的には数センチ程の大きさで、チップ型と足のあるリード型があり、容量も様々である。

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コンデンサーマイクロホン

マイクロホンの一種。音を電気信号に変換する構造に、コンデンサー(蓄電器)の原理を利用した静電式のマイクロホンのこと。コンデンサー型マイクロホンとも言う。
薄い金属膜(振動板)と金属板(固定電極)を平行に近接させて電圧をかけることでコンデンサーを形成する。音波を受けて振動板が動くと、2つの電極間(金属膜と金属板)の距離が変動して電気が流れる。その静電容量の変化を電気信号に変換する仕組み。
コンデンサーマイクロホンの内、振動板にエレクトレット素子(半永久的帯電を施した素子)を用いるものをエレクトレットコンデンサー型という。コンデンサー型に必要な正極電圧が不要だが、内部アンプなどのアクティブ素子に対する電源が必要。
コンデンサーマイクロホン(静電式のマイクロホン)
├ コンデンサー型マイクロホン
└ エレクトレットコンデンサー型マイクロホン
周波数特性は広く滑らかで、特に高域が優れている。感度が良く微細な音でも拾うことができ、録音・PA・放送などプロの現場で幅広く使用されている。 ファンタム電源などによる電源供給が必要。また構造上、衝撃や湿気には弱い。価格は高価なものが多い。
外部リンク AKG 製品ページ(マイクロホン/ヘッドホン/ワイヤレスシステム)
外部リンク Shure 製品ページ(マイクロホン/ワイヤレスシステム)
外部リンク DPA Microphones 製品ページ(マイクロホン)

コンデンサーマイクロホン

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コントラスト

被写体や映像の最暗部と最明部の輝度比のこと。画面内の明暗の差が大きいことをコントラストが強いと表現する。

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コントラバス

1.低音域を担う弦楽器。先祖はヴァイオリンではなくヴィオローネという楽器であるといわれている。ダブルベース、ベースとも。
2.音域の区分のひとつで、バスのオクターブ下を指す。

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コントラファゴット

木管楽器の一種。ファゴットの倍の長さの管を持っており、オクターブ下の音域を担う。

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コントロールアンプ

アンプの一種。プリアンプとも呼ばれる。スピーカーを駆動するために信号を大幅に増幅するパワーアンプとは異なり、プレーヤー等の再生装置から出力される信号をラインレベルに増幅するもので、セレクターやイコライザー、ボリュームなどの付加的な調節機能も付いている。

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コントロール・サーフェス

ミキシングコンソールのフェーダーやツマミ、スイッチがある部分。プロセッサー類など各モジュールを組み合わせてシステム構築する。また、それらをワンボディに収めたモデルも存在する。

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コントロールシステム

中継・録音機器において、マイクロホンが音から変換した電気エネルギーをコントロールするシステムのこと。具体的には、ミキシングコンソールや、アンプ、イコライザ等によって構成されるものである。ほとんどの場合、電気エネルギーのまま処理される。設置場所や使用目的によって構成・設計内容が異なる。

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コントロールトラック信号

コントロールトラックとはビデオ・テープの両側端部分のことで、この部分に、テープが正しく走行し正確にトラッキングできるようにするためのコントロール信号が挿入される。CTL信号と表記されることもある。

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コンバージェンス

カラー・コンバージェンスのことを指す。コンバージェンスは収斂する、一点に集中するという意味で、ブラウン管において赤、緑、青の3原色を画面の隅まで重ね合わせることである。

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コンバーター

電機信号や周波数などを変換する変換器、変換回路のこと。オーディオにおいては、アナログ信号をデジタル信号へ変換するADコンバーター、もしくはその逆のDAコンバーターがしばしば用いられる。

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コンバイナー

デジタルビデオエフェクトの一種。複数のチャンネル出力を合成するシステム。

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コンパクトディスク

CD。記録メディアの一種で、ソニーとフィリップスにより共同開発されたもの。直径12cmまたは8cm、厚さ1.2mmの円盤状のプラスチックで出来ている。従来のアナログレコードよりも大幅に小型化したニューメディアとして1982年に登場した。ディスクには常に細かいくぼみが彫られており、これに赤外線レーザーを照射して、その反射の明暗を読み取ることで、デジタル信号を読み取るという仕組みである。音楽CDのほか、音楽以外のデジタル情報も扱うことができるので、各種データの書き込み等にも使用される。

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コンパクト・フラッシュ

デジタルカメラの画像を記録し、パソコンに入力するために開発されたメディア。CFカードなどとも呼ばれる。同じ寸法の筐体に小型のHDDを搭載したマイクロドライブというカード型ハードディスクドライブも存在する。

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コンピューター

計算機のこと。音響においては、スタジオ機材のコントロールやコンソールのフェーダーオートメーションといった機能、シーケンサーやハードディスクレコーダーとしての用途に用いられる。専用コンピューターを開発するよりも、MacintoshやWindowsPCを用いた方がコストパフォーマンスに優れ、汎用性が高いことから、音響機器においてもこれらのコンピューターを用いているものが多い。

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コンピューターグラフィックス

CGと略される。コンピューターを用いた映像や画像を広く指す。平面のアニメーションやテロップのような2次元技術と、ワイヤーフレームの作成による3D表現の技術など様々な種類の技術・ソフトウェアが存在する。

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コンピューターミキシングコンソール

フェーダー操作やグループの切り替え、エフェクトなどのオンオフ切り替えを、コンピューターにプログラムすることで自動化する機能を搭載したミキシングコンソール。

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コンピューターミュージック

コンピューターを用いた音楽制作形態のこと。DTMと同じような意味で使われるが、DTMやシーケンサー専用ハードウェアなどを使用する打ち込みなども含まれる。また、テクノやハウス、ポップスのうちシンセサイザーが目立つ楽曲を含めて、音楽のジャンルの呼び名として用いられる場合もある。

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コンプレッサー

音声信号の振幅をコントロールする音響装置の一種。音声信号の圧縮を行う。楽曲の波の様にバラつきのある音量を圧縮し、平らで均一な音量に調整する。

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コンプレッションレシオ

コンプレッサーの圧縮比のこと。入力される音声信号が10dB大きくなった時、コンプレッサーを通して出力された音声信号が5dBしか大きくならなければ、圧縮比は2:1と表記する。

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コンペンセーター

ビデオカメラ用レンズに用いられるレンズ郡のうち、焦点距離を変化させるバリエーターの動きによって生じる像面移動を補正する役割のレンズ郡。

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混変調歪

2つの信号を混合した時に、それらが干渉することで発生する歪のこと。

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コンポーネントデジタル信号

テレビジョン映像を構成する輝度信号、同期信号、色信号を分解して扱えるようにしたコンポーネント映像信号をデジタル化したもの。

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コンポーネントデジタルスイッチャー

コンポーネントデジタル信号を処理できるスイッチャーのこと。

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コンポーネントデジタルVTR

コンポーネント映像信号をデジタル信号に符号化し、テープに録画する機器。1987年にD1-VTRという規格で登場した。

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コンポジットシンク

水平同期パルス、垂直同期パルス、等価パルスから成る合成信号で、複合同期信号と呼ばれる。送像側の映像を正確に受像するための信号。

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コンポジットデジタルビデオ信号

テレビジョン映像を構成する輝度信号、色信号、同期信号を合成して、1本のケーブルで扱えるようにした複合同期信号をデジタル化したもの。

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コンポジットデジタルVTR

コンポジット映像信号をデジタル信号に符号化し、テープに録画する機器。1988年にD2-VTRという規格で登場した。

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コンポジットビデオ信号

テレビジョン映像を構成する輝度信号、色信号、同期信号を合成して、1本のケーブルで扱えるようにした複合同期信号のこと。家庭用ゲーム機をテレビに接続する際に広く利用されている赤、白、黄のケーブルのうち、黄色の部分である。(赤、白は音声信号)

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コンボタイプ

ギターアンプベースアンプなど、楽器用アンプの中で、アンプ部分とスピーカー部分が一体化しているもののこと。コンボ、コンボアンプ、ビルトインなどとも呼ぶ。
また、アンプとスピーカーが別々になっているものをスタックタイプという。

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※当用語集に掲載されている表現内容は、編者の解釈によるものです。
用語の解釈は、地域や組織等によって異なる場合がございます。
当用語集は、異なる解釈を使用したその他の著書、サイト等の表現内容を否定するものではありません。