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音響・映像・ステージに関する専門用語や業界用語をご紹介します。

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用語解説

マイク

マイクロホンの略。

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マイクアレンジ

レコーディングの際、ボーカルや楽器の演奏を最高の状態で収録出来るように、どのマイクを使用するか、どの位置にマイクを置くかなどを決めて行く作業のこと。

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マイクグリル

マイクロホンの先端(収音部分)を覆う、網目状の金属部分。グリル、グリルボール、グリルヘッドなども呼ばれる。

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μF(マイクロファラド)

マイクロファラド。100万分の1ファラド。静電容量の単位として、コンデンサーの容量を表すためなどに用いられる。英国物理学者マイケル・ファラデーに因んでいる。

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マイクロホン

を収音する際に用いる機器。音波を機械的なエネルギーに変換し、それを電気的なエネルギーへと変換する音響機器のこと。略語はマイク。
音の要素に応じてマイクロホンに内蔵されたダイアフラムが振動し、この振動という機械エネルギーを電気信号に変換する。変換方法(発電構造)の違いにより以下のような型式に分類できるが、動電型(ダイナミック型)と静電型(コンデンサー型)が代表的。
動電型(ダイナミック型 : 電磁誘導の作用を利用した発電方法
 →ムービングコイル型マイクロホンリボン型マイクロホン(ベロシティ型マイクロホン)
静電型静電容量の変化を利用した発電方法
 →コンデンサー型マイクロホンエレクトレットコンデンサー型マイクロホン
炭素型(抵抗変化型) : 接触抵抗の変化を利用した発電方法
 →カーボン型マイクロホン
圧電型 : 圧電物質を利用した発電方法
 →クリスタル型マイクロホン/セラミック型マイクロホン
電磁型 : 磁気の変化(磁歪)を利用した発電方法
 →マグネチック型マイクロホン
変換形式(発電構造)ごとに特徴や音質の傾向があるが、同じ構造に分類されるマイクロホンであっても、機器ごとに周波数特性や指向特性、感度、形状などの仕様や音質は異なっており、それぞれにキャラクターがあるため、エンジニアは環境や収音対象に応じて、最適なマイクロホンの選定とマイクアレンジを行う。
指向特性の主な種類としては、無指向性単一指向性(カーディオイド、スーパーカーディオイド、ハイパーカーディオイド、超指向性)、双指向性、半球指向性などがある。
外部リンク AKG製品ページ(マイクロホン/ヘッドホン/ワイヤレスシステム)
外部リンク Shure製品ページ(マイクロホン/ワイヤレスシステム)
外部リンク DPA Microphones製品ページ(マイクロホン)

マイクロホン

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マイクロホンプリアンプ

マイクロホンから出力される微弱なレベルの電気信号をラインレベルまで増幅するアンプのこと。

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前音(まえおと)

ライブ会場などで客席側に向けて鳴らす音のこと。メインスピーカーから出る音のことを指す。
これに対して、ステージ上で鳴る音 (モニタースピーカーの音や楽器の生音など)を、中音という。

前音(まえおと)

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幕間

芝居の場面と場面の間で幕が下りている時間のこと。または、休憩時間のことを指す。Intermission。

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幕溜まり

プロセニアムアーチの舞台袖のこと。

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マスキング効果

大小2つの音を同時に耳にした際、音量の大きい音が、音量の小さい音を隠してしまい、音量の大きい音のみが認識されるという聴覚の現象の1つ。

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マスターテープ

完成した音や映像が記録されている磁気テープレコーディングスタジオや映像編集スタジオといったポストプロダクションからクライアントへ納品されるもの。元となるオリジナルのテープで、1つしか存在しない重要な記録物。
一口にマスターテープと言っても内容や仕様は様々。例えば1つの楽曲でも、レコーディングスタジオで制作させるマルチトラックレコーダーのマスターテープ、それをミックスダウンして作られた2MIX音源のマスターテープ、更にそれを元にマスタリングスタジオで作られるCDプレス用のマスターテープなどがある。
マスターテープの保険的な役割で作られるマスターの複製をサブマスターと呼ぶ。また、現在は記録媒体にHDDなどを用いる場合も多く、それらはマスターメディアと呼ばれる。

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マスターフェーダ−

ミキシングコンソールにおいて、全てのチャンネルフェーダーの出力をまとめた(ミックスした)音を出力する最終的なフェーダーのこと。

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マスターメディア

ProToolsなどの、パソコンをベースとした録音システム(DAW)を用いた録音方法で、録りからミックスダウンまで、レコーディングスタジオで行う全ての作業工程が完了し、完成したセッションデータを保存した記録媒体のこと。メディアにはHDDDVDなどが用いられる。クライアントへ納品されるもの。
録音システムがDAWでなくテープレコーダーの場合は、完成した記録媒体(磁気テープ)をマスターテープという。

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マスタリング

CDプレス用の音源(原盤)を作成する作業のこと。
レコーディングスタジオで制作した複数の音源(楽曲)を、1つのCD作品にするための作業。アルバムCDなど、複数の楽曲が収録される作品の場合、曲目を順番通りにする事は勿論、曲間に入れる無音時間の設定や、曲ごとの音量や聴感的な音質のバランスなどを調整する。また、TRACK IDなどといった音楽CDの規格に必要なコード(PQ、ISRC、POS等)もマスタリングの工程で入れられる。音源に最終的な調整を加える作業といえる。

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マチネ

フランス語で前半と意味する。一般に、昼に行われる公演のことを指す。夜の公演の場合はソワレと呼ばれる。

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マッチング・トランス

インピーダンス・マッチングを行うためのトランス(変圧器)。
パワーアンプ用のマッチング・トランスは、アンプの出力インピーダンスの値を変換する。例えば、定格出力インピーダンスがハイインピーダンスのパワーアンプに、マッチングトランスを接続することで、入力インピーダンスがローインピーダンスのスピーカーを接続することが可能となる。

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マッピング

対象となる3次元コンピューターグラフィックスの表面に質感を出すため、様々な加工を行うこと。

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マラカス

握り柄のついた中空の球体のなかに、小さな玉などを入れた体鳴楽器の一種。軽く振る基本的な奏法の他に、振り回して演奏場合もある。ヤシ科のマラカの実を乾燥させたものを入れていたことからマラカスと呼ばれる。

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マリンバ

木製の音盤を鍵盤と同様に配置した打楽器。木琴の一種。

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マルチアンプドライブ

音声信号の周波数帯域をチャンネルデバイダーで複数に分割し、それぞれの信号を別々のパワーアンプスピーカーで再生するマルチウェイシステムのこと。
パワーアンプよりも前で信号を分割するため、各アンプの信号には必要な周波数帯しか含まれておらず、1台のアンプで全ての帯域を増幅するよりも混変調歪が少ない。
また、MidHi(中高音域)、Low(低音域)、SubLow(超低音域)といった組み合わせなど、各周波数帯域に特化したスピーカーを駆動するので音質、音量が向上する。機器が多くなりコストがかかるため、PA現場など比較的規模の大きい環境で用いられる。

マルチアンプドライブ

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マルチウェイスピーカー

全ての周波数帯域を1種類のユニットで再生するフルレンジスピーカーに対して、周波数帯域を2つ以上に分割し、それらを2種類以上のスピーカーユニットを用いて再生するスピーカー及びスピーカーシステムのこと。単にマルチウェイとも呼ぶ。
周波数帯域を分割する方法の違いによって、アクティブ型(チャンネルデバイダー式)とパッシブ型(ネットワーク式)に分けられる。アクティブ型についてはマルチアンプドライブを参照のこと。
パッシブ型(ネットワーク式)のマルチウェイスピーカーは、スピーカーに内蔵したクロスオーバー・ネットワークにより、入力された音声信号の周波数帯域を複数に分割して、それぞれの帯域を別々のユニットで再生する。例えば下図のようにウーファー(低音域)、スコーカー(中音域)、ツィーター(高音域)の3種類のユニットで構成したマルチウェイを3ウェイスピーカーと呼ぶ。
ユニットの種類を増やすことで、それぞれの帯域に特化したユニットを用いることができ、音質の向上を期待できる。反面、周波数帯域を分割するクロスオーバー・ネットワークの回路設計や調整は難しく、コストも高くなる。

マルチウェイスピーカー

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マルチコネクター・パッチ盤

複数の回線を切り替えを行うことが出来るパッチ盤のこと。

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マルチトラックレコーダー

略称はMTR。テープやディスクのメディア媒体に対し、複数の録音トラックの録音や再生が出来る機器。ミキサー機能を内蔵したタイプも広く普及している。

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マルチトラック録音

2トラック以上の多数のトラックを持ったレコーダー(MTR)で録音をする方法。
音源ごとにマイクロホンを設置し、それぞれの音を別々のトラックに録音することが可能。個々のトラックが独立して、録音・消去が可能なため、バンドなど複数人の編成による楽曲を録音する場合でも、演奏者が全員同時に集まることなく、個別の演奏と録音作業を繰り返すことで、録音を完成させることも出来る。
マルチトラック録音の音源は、ミックスダウンなどの作業を経て、CDやDVDなど流通用の音源の仕様となる。

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丸物

立体的に作られている大道具のこと。板や厚紙を切り取って作る平物と対になる言葉。

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回り舞台

場面転換のため、床が回転する舞台のこと。廻り舞台とも書かれる。

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回る

回り舞台を回転させて場面転換を行うこと。

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マンドラ

マンドリンよりも一回り大きい撥弦楽器。マンドリン同様に4コースに8弦を張る構造。マンドリンより1オクターブ低い音域を担うマンドラテノーレと、マンドリンよりも5度低いマンドラコントラルトがある。

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マンドリン

イタリア、ナポリ発祥の撥弦楽器の一種。ギターに近い形状だが4コースに8弦を張り、ピックで弾いて演奏する。南米には弦がより多いものもある。

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※当用語集に掲載されている表現内容は、編者の解釈によるものです。
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