知識を増やそう!基礎を学ぼう!
音響・映像・ステージに関する専門用語や業界用語をご紹介します。

業界用語などの検索が可能です。メニューから、様々な方法で、用語をご検索ください。

用語解説

ゲイン

Gain。利得のこと。入力信号に対する出力信号の比。電気的な増幅率という意味の言葉。
1.音響機器では、ミキシングコンソールのヘッドアンプマイクロホンプリアンプイコライザーなどにある、入力レベルを調整する機能をGAIN(INPUT GAIN)と呼ぶ(機器によっては、SENS(Input Sensitivity、入力感度)やTRIMなどと呼ぶ物もある)。
GAINのつまみで、入力信号の増幅率を設定し、音声信号のレベルをそろえる。ゲインを稼ぐというのは、小さな入力信号の電圧を増幅させてレベルを上げること。
また、コンプレッサーリミッターなどには、ゲインリダクション(利得低減)の動作状況を表示するメーターが搭載されている物がある。これは、エフェクターが動作した際、入力信号に対してどの程度レベルを下げたかを示すもの。
ゲイン
2.映像のホワイトバランスにおける、RGB各色の強さの度合い。RGBゲインなどとも呼ばれる。
これに対して、ブラックバランスにおけるRGB各色の強さの度合いは、ペデスタルと呼ぶ。

▲ページのトップへ

ゲート

エフェクターの一種。任意の値(スレッショルドレベル)を設定し、入力信号がそれ以下の場合はゲートを閉じてカットし、入力信号がスレッショルドレベルを上回る場合はゲートを開いて信号をパス(通過)させる機器。収音対象の音がない時のノイズやかぶり音を防ぐために使用する。ノイズ・ゲートとも言う。

▲ページのトップへ

ケーブルピット

ホールやスタジオ、展示会場などの床下に備わっているケーブル通線用の溝のこと。また、ケーブルを通すために壁に設けられた開閉可能な穴や溝のこと。ピットとも略す。壁の穴の場合はネズミ溝・ネズミ口(ねずみこう)の俗称で呼ぶ場合もある。
ケーブルピット上の床板は、開閉可能になっている。ホールのケーブルピットは、音響システム、映像システム、照明システム等の伝送ケーブルや電源ケーブルなどが通っており、ステージと調整室などシステムをつなぐ配線が格納されている。
大きな展示会場では、床下に碁盤の目状にケーブルピットが広がっている施設もある。展示会イベントの仕込みは、自分のブースの位置まで必要なケーブルを這わせることから始まる。各社のピット配線作業が完了した後、ピットを閉じて床ができてから搬入・設置となる。システムのプランニングは勿論だが、ピットの配線も事前にプランを立ててスムーズな設営・バラしが行えるようにする。

▲ページのトップへ

蹴込み(けこみ)

二重舞台や階段などの垂直面のこと、垂直面に使う張り物のこと。

▲ページのトップへ

下座(げざ)

歌舞伎などで、舞台の下手にある伴奏音楽(下座音楽と呼ばれる)を演奏する部屋のこと。また、そこで演奏される音楽の総称。外座とも書く。

▲ページのトップへ

ケツ合わせ

映像編集における演出手法のひとつ。映像と音声が同時に終わるように両者の再生タイミングを合わせること。
または、インサート編集の際に、はめ込む素材のアウトポイントを基準としてインポイントを決めること。インサートするカットの、始めよりも終わりに重要な要素がある場合などに用いられることが多い。
頭合わせの対語。

▲ページのトップへ

けつかっちん

制限時間のこと。直後に他の仕事が入っていて、これ以上時間を伸ばせないときに使われる。

▲ページのトップへ

ゲネ

ゲネラルプローべの略。

▲ページのトップへ

ゲネプロ

ゲネラルプローべ(Generalprobe(独))の略で、コンサートや芝居などの舞台において、本番と同じ条件で行う通しリハーサルのこと。ゲネとも略す。
出演者、技術スタッフ、演目、場所、舞台装置、機材など、全ての条件を本番と同じにして、最初から最後まで通して行うリハーサルで、リハーサルの中では最終的な時期に行うもの。

▲ページのトップへ

Gefen(ゲフィン)

アメリカ・カリフォルニア州の映像・コンピューター周辺機器メーカー。切替機、分配機、延長機、変換機など様々な製品をラインアップしており、業務用途だけでなく、ホームシアターシーンでも活躍している。ユーザーの要望に応える形で製品開発を行うことで、かゆい所に手が届く製品を作り続けている。
外部リンク Gefen製品ページ(映像・コンピューター周辺機器)

Gefen(ゲフィン)

▲ページのトップへ

弦楽器

弦に何らかの刺激を与えることで振動を起こし、音を出す楽器のこと。その刺激は、弦を弾く撥弦(はつげん)、弦を弓などを用いてこする擦弦(さつげん)、弦を叩く打弦に分類される。

▲ページのトップへ

現実音

現実にある加工されていないその音源本来の音のことを指す。

▲ページのトップへ

鍵盤楽器

鍵(けん)を盤状に配置した鍵盤を、指などで押すことで演奏する楽器のこと。ピアノやオルガン、チェンバロやシンセサイザーがこれにあたる。

▲ページのトップへ

減法混色

色を混ぜて別の色を作り出すことを混色という。その中で、絵の具などの色料を混色することを減法混色と呼ぶ。
これに対し、光を混色することを加法混色と言う。
また、減法混色の三原色(CMY)は、マゼンタと黄を混色すれば赤、黄とシアンを混ぜれば緑といったように、その混色結果は加法混色の三原色(RGB)に対応している。

減法混色

▲ページのトップへ

※当用語集に掲載されている表現内容は、編者の解釈によるものです。
用語の解釈は、地域や組織等によって異なる場合がございます。
当用語集は、異なる解釈を使用したその他の著書、サイト等の表現内容を否定するものではありません。