豆知識1 〜音楽ジャンルとスピーカーの再生周波数帯域

音が高すぎて歌えない・・・。カラオケでこんな経験はありませんか?しかし歌手はきれいに歌えています。これは、自分の出せる声の範囲がその歌手と異なるので、同じように高い声を出そうとしても出ないのです。
同じようなことがスピーカーにも言えます。スピーカーも製品によって音の再生可能な範囲が異なります。この範囲のことを「再生周波数帯域」と呼びます。なぜ“周波数”か、といえば、音は空気中を振動として伝わり、この振動の周期により音の高低が決まるからです。この周期の長さを周波数(Hz、ヘルツ)で表します。例えば、ピアノで言えば真ん中のラの音(音叉の音の高さ)は約440Hzです。Hzの数字が大きくなると高い音、小さくなると低い音になります。
音楽はいろいろな音で構成されており、音によって周波数帯域が異なります。BGMを再生するとき、流す音楽がどのような音で構成されているかがわかると、再生に必要な周波数帯域の大体の予想がつき、適切なスピーカーを選ぶことができます。
例えば、ロックやポップスなどのベースが効いた音楽には、より低い音が含まれています。 また、バイオリンやシンバルなどの音には、より高い音が含まれています。一方、ボーカルが中心の音楽や、ヒーリング音楽などは、極端に低い音や高い音が含まれていない楽曲が多いです。
音源を忠実に再生するには、流す音楽に合わせた再生周波数帯域を持つスピーカーを選んでください。一般的に60Hzよりも低い音が出せれば、十分に低音を再生できるスピーカーと言えます。
本サイトでは、“どんなジャンルのBGMを流したいか”で選択した音楽のジャンルを目安に、必要な周波数帯域を十分に再生できるJBL PROFESSIONALスピーカーを候補に選んでいます。