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音響・映像・ステージに関する専門用語や業界用語をご紹介します。

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用語解説

トゥイーター

スピーカーの一種で、高音域を聴かせるスピーカーのこと。語源は、小鳥のさえずり声であるとされる。ツイーターとも。

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同位相

位相(信号の極性)が同じく揃っていること。対義語は逆位相、逆相。

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透過

1.透き通ること。光などが通り抜けること。特定色を透明化し、背景が透き通るようにした画像。
2.音の透過。音波が壁などの障害物にぶつかった際におこる作用は反射、吸音、透過の3つ。音波が物質を通り抜けることを透過という。

透過

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動画

動いている画像。セルアニメーションの訳語が語源と言われている。映画フィルムやビデオカメラで撮影した映像、アニメーションは、連続的に静止画を見ると残像の影響で動いて見えるという原理を利用している。これに対し、動かない画像を静止画と呼ぶ。

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等間隔かき落とし方式

映画フィルムをテレビ放送できるように変換する方式の1つ。5枚バネシャッター方式やブランキング露光方式に細かく分けられる。

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同期結合装置

スタジオと中継現場といった複数の映像の同期結合を行う装置のこと。スタジオに複数の映像が送られてくることから、中継現場ではなく、スタジオの同期信号に全ての入力映像をロックさせるため、その機能を持つフレームシンクロナイザーが用いられている。

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道具帳

舞台装置図のこと。寸法など細かいディテールを書き込まれている。

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道具幕

舞台で用いられる、景色などの背景を書き込んだ幕。

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同軸ケーブル

中心導体を高周波損失の少ないポリエチレンなどの絶縁体で包み、周囲を外部導体でシールドしたケーブル。外部の影響を受けにくく、かつ、外部に影響を与えにくい。高周波信号の伝送に用いられることが多い。

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灯体

照明器具のうち、調光器などの周辺機器ではなく、灯る部分、ライト本体のことを指す。

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等ラウドネス曲線

ラウドネス(人間の聴覚で感じる音の大きさ)と、音圧レベル(音の物理的な値)を表した曲線。
周波数の異なる純音を人間の耳で聞いた際、それらの音の大きさが等しく聞こえる値(音圧レベル)を結んだ曲線のこと。等ラウドネスレベル曲線、等感曲線などとも呼ばれる。この曲線から、人間の耳には周波数特性があり、音の高さによって聴取感度が異なることが見て取れる。
1930年代にベル研究所(米国)のフレッチャーとマンソンの測定により作られた等ラウドネス曲線は、フレッチャー・マンソン曲線などとも呼ばれる。1950年代に英国のロビンソンとダッドソンによって測定された等ラウドネス曲線(ロビンソン・ダッドソン曲線)はISO226として国際規格化された。この国際規格は2003年に改正され、ISO226:2003となっている。

等ラウドネス曲線

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トークバック装置

一般にスタジオ内部は、演奏する部屋とコンソール等が設置された部屋に分かれており、スタジオ内部の演奏者へ、録音などを行っているスタッフ側から通話をするシステムのことである。

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通し稽古

通しリハーサルと同義。

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通しリハーサル

コンサートや舞台などのリハーサルを、最初から最後まで進行を止めずに本番と同じプログラムで行うこと。演目を一通り流すことで、全体の流れを確認・把握する目的がある。通しリハ、通し稽古とも言う。
通しリハーサルを行う場所は、リハーサルスタジオ、稽古場、ステージ上など様々。ゲネプロは、通しリハーサルの1つだが厳密には同義ではない。

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トータルマスターコントロール

ミキシングコンソールにおいて、全てのチャンネルの音量等を同時にコントロールする機能のこと。

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遠見(とおみ)

舞台で用いる建具のうち、特に遠景を描いたもの。元は歌舞伎で生まれた。遠景を描くことで舞台を広く見せたり、奥行きがあるように見せるために用いられる。

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ト書き

脚本において、台詞以外の部分で、音響や照明を指示する部分のこと。歌舞伎の脚本において、「俳優が○○という台詞をしゃべるト、△△が起こる」という風に書かれたことから。

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特殊効果(DVE)

デジタルビデオエフェクト。DME(デジタルマルチエフェクト)とも呼ばれる。画像や映像をデジタル処理することで付加する特殊効果、またそのための装置。

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特定ラジオマイク

A型のワイヤレスマイクロホン及びイヤーモニターのこと。
日本の電波法では、ワイヤレスマイクロホン の名称をラジオマイク としている。ラジオマイクの中でも陸上移動局として扱われ、運用の際に総務省地方総合通信局への免許申請が必要な種類を特定ラジオマイクといい、A型ワイヤレスマイクロホン がこれに相当する。またイヤーモニターシステム は、イヤーモニター用ラジオマイクと呼び、同じくA型を使用するため特定ラジオマイクの範疇。
特定ラジオマイク(A型ワイヤレス)は、テレビ放送局が映像中継で使うFPU 周波数 帯を共用する。また、A型ワイヤレス送信機を近距離で同時に使用すると電波の相互干渉の問題が起こる。これらの理由から運用に当たっては互いの連絡・調整等によって電波障害を防ぐことが義務付けられており、この運用連絡・調整の中心となるのが特定ラジオマイク利用者連盟(略称:特ラ連)である。

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とちる

失敗すること。「とち」とは栃の木(トチノキ)の実のこと。蕎麦のように、栃でも製麺する風習があり、その作業は手早さが求めらることから、急ぎ慌てる様子を「とちめく」と呼ぶようになり、やがて「とちる」に変化したと言われている。

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ドットバイドット方式

3D映像を表示する方式の一種。左目用と右目用の映像信号が、1ドットおきに交互に配置されたもの。ラインバイライン方式と異なり、水平ラインが気にならず、より自然で見やすい画面表示ができる。

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取っ払い

1.片付けること、取り払うこと。笑うの語源。
2.ギャランティーが即日現金払いされること。また、業務を行った個人が、クライアントから直接ギャランティーを現金で受け取ること。
クライアントから個人が所属する企業に対して支払いがあり、企業から個人(社員等)に給与が支払われるのが一般的な流れだが、中間の過程をはぶいた(取り払った)形態のためこのように呼ばれる。

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飛ばす

1.途中を抜いて先に進むこと。
2.吊り物をあげること。

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飛び越し走査

インターレースのこと。テレビやディスプレイ等の表示で、左右の走査を上から下に一本おきに行うことで、1枚の画像を2回にわけて出力する方法。データ量を変えずに、描画回数を増やすことが出来る。

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トムトム

タム、タムタムとも呼ばれる太鼓の一種。スネアドラムの胴が深い形状だが、スナッピー(金属線)が張られていない。ドラムセットの構成において、多くはバスドラムの上あたりに設置する。ドラマーの利き手側から、2〜3つのタムを大きい順に並べるのが一般的だが、中には10個以上のタムを配置したドラムセットもある。

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銅鑼(どら)

金属製の円盤型の打楽器。枠に吊り下げている。撥で打ち鳴らす。

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ドライ

もとは乾いたという意味だが、音楽用語では特に、音に特殊効果(エフェクター)がかかっていない素の音、原音のことをいう。対義語はウェット。

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トライアングル

一本の金属棒を三角形に折り曲げた打楽器。また、サッポロビールがキッコーマンから継承して販売する焼酎のシリーズ名。

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トラックダウン

ミックスダウンのこと。

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ドラテ

ドラフティングテープの略。低粘着性の紙テープのこと。
アナログミキシングコンソールのチャンネルフェーダーやスイッチャーのセレクトスイッチの、上下いずれかのスペース、また、マルチボックスのコネクター群の脇などにドラテを貼り、その上に回線名を記入する。他にもアナログエフェクターのツマミの位置に印をつけておきたい場合や、ラックにマウントされている機器のフロントパネルに回線等を記す場合などにも使う。
直に記入できない機材などに対して、現場ごとに変化する内容を、一時的に記す目的で使う場合が多く、プログラムが終了したら剥がす。ビニールテープを使う場合もある。筆記には油性ペンを用いる。
ちなみに、デジタルミキシングコンソールフェーダーやデジタル機器のセレクトスイッチには、回線名がディスプレイに表示されるものもある。その場合ドラテは使わない。

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ドラムス

1.ドラムセットのこと。それを用いた楽器パートのこと。
2.ドラマーのこと。コンサート等で演奏者を紹介する際、「オンドラムス、○○(名前)」などと言ったりする。

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ドラムセット

ドラム、シンバル等の太鼓類を、一人の演奏者が演奏可能なようにまとめて配置したもの。各ドラマーの特徴やこだわりによって、様々な形態がある。

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トランペット

金管楽器の一種。長円状に巻かれた管に3つのバルブを備えている。

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トリム

ミキシングコンソール等において、入力信号のゲインを調整するための、つまみのこと。整える、調節するといった意味を持つ言葉。

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DD+

ドルビー・デジタル・プラス。DDの拡張版。Blu-rayDiscやHDDVDで採用されているサラウンド音声の規格。

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ドロップ

舞台上で使用する背景用の幕のこと。大道具の一種。

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トロンボーン

2つのU字型の金属管を組み合わせた金管楽器。テノール、バスが頻繁に用いられるが、ピッコロ、ソプラノ、アルト等様々な種類が存在する。

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どん

1.緞帳の略称。
2.上限・下限・突き当りなどのこと。

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ドンカマ

ドンカマチックという国産発のリズムボックス。現在ではリズムボックスの代名詞として用いられる場合もある。

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ドンシャリ系

低音域と高音域をイコライザー等によって極端に上げることによって作り出される音のこと。中音域がぼやけており、名前と同様に迫力のある音である。ドン=「低音」、シャリ=「高音」を指す。

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緞帳(どんちょう)

舞台と客席を分ける、プロセニアム上部から下げる幕のこと。常設の舞台機構。比較的厚手の布が用いられ、全体に刺繍が施されているものもある。

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トンマイスター

ドイツにおいて、音楽アカデミー等で取得できる学位・資格の一種。

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※当用語集に掲載されている表現内容は、編者の解釈によるものです。
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