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ヒビノ株式会社

磁化曲線 読み: じかきょくせん

用語解説

磁束密度Bと磁界Hの関係性をあらわした曲線のこと。BHカーブとも呼ばれる。磁界Hを0から徐々に大きくしていくと磁束密度Bは次第に大きくなり、飽和磁束密度Bmに到達する。ここで今度は磁界Hを除々に小さくしていくと、0になってもBは0にならず、Brが残る。これを残留磁束密度と呼ぶ。そのまま磁界Hを反対方向に増加させていくと、Hcで0になる。このHcを抗磁力、保磁力と呼ぶ。さらに磁界Hを強めると飽和に至る。ここから磁界を減少させ、もとに戻していくと、これまでの変化経路と原点に対して対称な経路で正方向の飽和に至る。この磁化曲線のループをヒステリシスと呼ぶ。

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