社史

浜田省吾5万人コンサート in 浜名湖

 1988(昭和63)年8月20日、静岡県の浜名湖に浮かぶ弁天島のリゾート地「渚園」に、5万人の観衆を集めて行われた浜田省吾のコンサート「A PLACE IN THE SUN」。音響を担当したPA事業部は、湖畔の広大な特設会場の隅々まで音を届けなければならないという極めて難しい条件に対し、所有していたTFA Turboのすべてを投入して、片側72本、計144本という大規模なフライングシステムを構築、十分な音量を確保することに成功した。5万人の大観衆は浜田のパワフルな歌声に酔いしれ、同公演は浜田ファンの間では「伝説の渚園」として今も語り継がれている。
 渚園では、B’zも1993年7月31日と8月1日に5万人コンサートを開催し、PA事業部が音響を担当した。スピーカーシステムは、のちにPA事業部の目玉となる「Prism」が使用された。
 野外コンサートの難しさは、天候、気温、湿度、風向きといった気象条件が機材のセッティングやオペレートにさまざまな影響を及ぼすことにあるが、PA事業部はシステムエンジニアリングに関する高度な知見と豊富な経験によって、あらゆる条件に迅速かつ柔軟に対応する体制を作り上げていく。その後もさらにスケールアップする野外コンサートや「夏フェス」への対応力や運用ノウハウは、この時期に蓄積されたともいえよう。

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※ここに掲載した情報は、2015年2月発行の「ゴールなき頂を求めて 挑戦こそが我らの誇り ヒビノ株式会社50年史」より転載したものです。この記事の無断引用、無断転載を固く禁じます。

第3章 拡大期 1984〜1993

音と映像のプレゼンテーター誕生

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