社史

コンサートビジネスの興隆

JBL PROFESSIONALのラージラインアレイスピーカーシステム「VTXシリーズ」JBL PROFESSIONALのラージラインアレイスピーカーシステム「VTXシリーズ」

 音楽業界を支えてきたCD(コンパクトディスク)市場は、趣味嗜好の多様化やデジタル音源の普及などにより停滞を余儀なくされる一方で、アーティストの活動の中心が「ライブ」に移行したことにより、コンサート市場は活況を呈するようになった。
 コンサートの公演回数及び動員数は毎年右肩上がりで推移しており、2013(平成25)年は2万1,978回(3,886万人)を記録し、10年前の2003年と比べて1.7倍の公演回数、2.2倍の動員数となった。市場規模も2003年の942億円から13年は2,318億円まで拡大した(一般社団法人コンサートプロモーターズ協会調べ)。
 ヒビノが音響または映像のサポートを行うコンサートの年間公演回数(2013年度実績)は5,000本を優に超えている。
 コミュニケーションが希薄といわれる社会背景において、アーティストと観客を結びつける「場」としても、ライブの魅力があらためて見直されているという。また、経済力のあるシニア世代(ロック第一世代)が、再びライブに足を運ぶようになっていることも、見逃せない流れの一つといえよう。
 ヒビノにとって“追い風”ともなるこうした動きを捉え、ヒビノサウンド Div.は最新機材の導入を加速させ、攻めの姿勢で臨んでいる。

L-ACOUSTICSのラインアレイスピーカーシステムV-DOSC(左)、K1(右)L-ACOUSTICSのラインアレイスピーカーシステムV-DOSC(左)、K1(右)

 2006年3月には、L-ACOUSTICS社(フランス)のラインアレイスピーカーシステム「V-DOSC」の日本での運用に関するパートナー契約を締結し、同年4月より運用を開始した。また2010年3月にはV-DOSCの後継機種で、大規模会場向けのラージラインアレイスピーカーシステム「K1」の導入を決定。2012年6月にはJBL PROFESSIONAL「VTXシリーズ」、13年7月にはMartin Audio「MLA」、14年5月にはL-ACOUSTICS「K2」を導入するなど、常に時代の最先端を行く機材によってアーティストのニーズに応え、迫力に満ちたステージングのバックアップに努めている。

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※ここに掲載した情報は、2015年2月発行の「ゴールなき頂を求めて 挑戦こそが我らの誇り ヒビノ株式会社50年史」より転載したものです。この記事の無断引用、無断転載を固く禁じます。

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