テレダインカメラ 読み: てれだいんかめら 英語:Teledyne camera
映像用語解説
映像の磁気記録・再生技術が発展する以前に、テレビジョン番組を記録するためにはブラウン管上の映像を映画フィルムに撮影しなければならなかった(キネスコープレコーディング)。しかし、テレビジョン信号は毎秒60フィールド/30フレームであるのに対し、映画フィルムは毎秒24コマであるために、5フィールドを2コマに露光しなければならず、これが問題となり、キネレコカメラは数多く開発された。テレダインカメラはその内の1つで多くの問題を解決している。
具体的仕組みとしては、まず、テレビジョン信号の第1、第2フィールドを映画フィルムの第1コマに記録する。第3、第4フィールドはデジタル技術により、わずかに遅延させて、第2コマに記録する。この遅延を利用して、フィルムかき落としの時間を稼ぐ。第5フィールドはスキップし、第6フィールドから同様に繰り返す。