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ヒビノ株式会社

コンデンサーマイクロホン 読み: こんでんさーまいくろほん 英語:Condenser microphone

音響

用語解説

マイクロホンの一種。音を電気信号に変換する構造に、コンデンサー(蓄電器)の原理を利用した静電式のマイクロホンのこと。コンデンサー型マイクロホンとも言う。

薄い金属膜(振動板)と金属板(固定電極)を平行に近接させて電圧をかけることでコンデンサーを形成する。音波を受けて振動板が動くと、2つの電極間(金属膜と金属板)の距離が変動して電気が流れる。その静電容量の変化を電気信号に変換する仕組み。

コンデンサーマイクロホンの内、振動板にエレクトレット素子(半永久的帯電を施した素子)を用いるものをエレクトレットコンデンサー型という。コンデンサー型に必要な正極電圧が不要だが、内部アンプなどのアクティブ素子に対する電源が必要。

コンデンサーマイクロホン(静電式のマイクロホン)
├ コンデンサー型マイクロホン
└ エレクトレットコンデンサー型マイクロホン

周波数特性は広く滑らかで、特に高域が優れている。感度が良く微細な音でも拾うことができ、録音・PA・放送などプロの現場で幅広く使用されている。 ファンタム電源などによる電源供給が必要。また構造上、衝撃や湿気には弱い。価格は高価なものが多い。

コンデンサーマイクロホン2.png

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