【シナジー】1+1を3以上にする挑戦。ヒビノとCHグループのリアルと目指す姿
― CHグループとRECOについて教えてください。
勝村(RECO) 「CHは、一般的な映像制作から3DCGやライブ配信、AR、XR、VR、ドローン撮影、スチール、デザインやプランニングという映像制作のほぼすべてを担える67名、12役職を抱えていて、映像制作に関するソリューションをすべて提供・提案できるのが強みです。10社が映像制作の種類だったり、価格の幅だったり、役職の幅を補完しあって一気通貫体制を構築していますが、この中でも、1社で幅広くフレキシブルに対応できるのがRECOだと思っています」

― CHグループの複数社で組んでサービスを提供するのですか?
勝村 「ほとんどの制作は当社一社で完結できます。特にRECOとエルロイは、プランナーからディレクター、制作進行、撮影、編集まで一貫提供できるリソースを社内に持っているので。ただし、特殊技術が必要とされる制作、例えば二眼の立体視撮影、ドローン撮影、3DCGやAR、XR、が必要となったときには、CH各社にそれぞれのプロがいるので、6社とか7社で組む案件もあります」
― CHグループの中でもRECOは、当社ヒビノビジュアルと協同する機会が多いと聞きました。
東田(ヒビノ) 「CHと関わる機会が多いのは、ライブイベントのチームやXRのチーム、バーチャルプロダクションですね。コンサートのステージで流す背景映像やXR素材をCHグループに作ってもらったり、CMをヒビノのバーチャルプロダクションスタジオで撮りたいという相談を受けることも増えました。中でもRECOとは多く関わっています。ライブ映像からCM案件まで、いろいろ」
勝村 「僕の発想として、実務的にもヒビノグループの一員でありたい、そのためにも巻き込んでもらいたいという思いがあります。昨年5月に事業提携してグループになりましたが、形式上一緒になっているだけではシナジーは生みだせないので、まずは自分(達)ごとにしなければいけないと思いました。最初はスタジオ利用からが一番早いと思って、まずはバーチャルプロダクション撮影で。結果として、RECOがヒビノビジュアルと多く関われているのは、1回やってみようとか、1回助けてもらおうよという発想でまず声をかけて、一緒に取り組む中でしか作れないリレーションを築けたからだと思います」
― グループになって、変化やメリットは感じますか?
東田 「ありますよ。お客様から映像コンテンツ制作の相談があったときはもちろん、コンサートの全体を見られるクリエイティブな人材がいないかと相談を持ち掛けられたときも、CHからアサインしてもらいました。ソフトの領域でなにかあったら相談できる、そういう会社が身近にできたというか。我々がこれまで手をつけなかった領域なので、コンテンツまでヒビノグループで一貫対応できるというのは大きな変化でありメリットです」
勝村 「自分たちはコンテンツを提供することが軸足なので、ハードを提供するヒビノにソフトの相談があったときに声をかけていただいて、結果的にこれまで関わることのなかったお客様とご一緒できています。ほかにも、ライブ用の映像を Hibino VFX Studioやstudio PX ANZEN(別ウィンドウで開きます)で撮ることも多いです。スケジュールが限られていて、天候予備日もなく、撮りたいロケーションの数が多いとなると、その解はヒビノのバーチャルプロダクションスタジオしかないので。RECOとしては一番助けてもらっている部分です」
― ヒビノとCHグループの連携による「新たな提供価値」は、なんだと思いますか?
東田 「コンテンツ制作というか、企画そのものをクライアントに提案できるようになりました。CHはもともと企画から提案できますが、そこに我々ハードの技術と知見が組み合わさることで、より最先端で実現性の高い企画を構想できるようになったのは、両社にとって価値があると感じています」
勝村 「そういっていただけるのは、ありがたいです。企画にも種類があって、僕らは映像の企画は得意ですが、空間の企画となるとさらに広い視野が必要になると思っていて、強化していきたい部分です。どういう場で、どういうことをして、その中にどういう立ち位置でLEDディスプレイがあって、どういう意味で映像を作るのかってなってくると、企画の幅をもっと広げていかなければと思っています。映像制作ではなくて体験の制作というか、「空間」の提供みたいなところは、連携の役割であり課題だなと。現状だとヒビノに大型映像機材のご相談があって、そこに映す中身もつくれますか?という要望に対して、CHがコンテンツを提供するに、大半はとどまっています。ヒビノのハードとCHのソフト、持っているファクターからすると、空間ごと提供できる技術がそろっているので、例えばロケーションベースエンターテインメントを空間ごとプランニングできるとか、業態を広げていくことも課題と認識していて、ハブとなって推進するのがRECOの役割だと思っています。RECOは普段から業務の延長線上でCH全社と絡む機会が多いので、CHの中でも立ち回りやすい会社ですし、うまく連携をとってヒビノとCHの潤滑油としても機能できると、一番シナジーを加速できそうだなと考えています」
― これまでに、連携を強化するための取り組みがあれば教えてください。
東田 「両社で協業したり、進めていることは、色々あります。制作事例だと、Hibino VFX Studioでバーチャルプロダクション撮影した眉村ちあきさんのミュージックビデオ「Hangover」は、ヒビノとCHで企画したプロジェクトです。狙いは色々ありましたが、その一つに、連携によるビッグプロジェクトの第一弾という要素がありました。実際にヒビノとCHの技術を掛け合わせると、どういうことができるかを、一人ひとりが具体的にイメージできたし、一つの案件として一緒に取り組めたのはよかったです」


勝村 「すべてを出し合いましたね。持っているものはもちろん、持っていないものまで頑張ってかき集めて、出せるだけ出し合ってつくれたという自負はあります。CGチームは特に学びが多かったと思います。実際に空間に絵を出せるバーチャル撮影だから、キャストさんは没入感を高めて芝居に臨めますし、グリーン合成よりなじみも良い。この実績をご覧になった企業さまからのお問い合わせもありましたし、実際にコンテンツ東京のRECOブースに足を運んでいただいたお客様もいました」







