Top message

代表メッセージ

未曾有の危機をグループの総力を結集して乗り越えていきます 代表取締役社長 日比野晃久 未曾有の危機をグループの総力を結集して乗り越えていきます 代表取締役社長 日比野晃久

新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様及び感染の拡大によって困難な状況におかれている皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い終息と皆様のご健康を切に祈念しております。

新型コロナによるイベントへの影響

2020年、新型コロナウイルス感染症が世界を襲いました。東京オリンピック・パラリンピックの延期をはじめ、コンサートやイベントが開催できない状態が継続するなど、新型コロナウイルス感染症の拡大は“人が集まる” 産業全体に甚大な影響を及ぼしています。ぴあ総研の試算値によると、2020年のライブ・エンタテインメント市場規模は対前年比約8割減の1,306億円となる見通しです。

当社グループのコンサート・イベントサービス事業は、いまだ事業の大部分が休業を余儀なくされています。第二波、第三波の感染拡大が懸念される中、まったく予断を許さない状況にあります。

まさに未曾有の事態といえる2021年3月期第2四半期(累計)の連結業績は、当社グループのさまざまな事業活動が多大な影響を受け、大変厳しい結果となりました。

ここでは、コロナ危機に対するヒビノグループの方針と今後の見通しについてご説明します。

コロナ危機に対するヒビノグループ方針

コロナ危機に際し、従業員が安心して健康に働くことのできる環境を守るという当たり前のことがどれだけ大切かということを、改めて強く認識することになりました。経営トップである私に課せられた使命は、従業員の健康と生活を守り抜くことです。事業継続と収益改善のための危機対応を優先しながら、ウィズコロナ及びアフターコロナの世界を見据えた変革も同時に進めていかなければなりません。

まずは、コロナ問題が長期化した場合を想定し、事業継続のための資金確保が必要と考えました。結果、金融機関からの借入やコミットメントラインの拡大により、2年分の必要運転資金を確保するに至っています。

次に取り組んだのは、収益改善に向けたコスト改革です。トップダウンで削減を決断したコスト、活動が制限される中で削減されたコストを合わせ、第2四半期(累計)で約12億円のコスト削減を断行しました。期初の段階では当期の削減目標額を15億円と設定していましたが、第2四半期までの成果を踏まえ、目標額を20億円に修正しています。引き続き、すべての費用を見直し、削減額の積み上げに取り組みます。

一方で、事業拠点集約に係る投資、イノベーション活動への投資など、将来に向けた成長の芽は大切に育てていき、メリハリある経費コントロールを実行していく考えです。

2020年9月、当社事業部及びグループ会社6社は、これまで複数拠点に分散していた事業所を集約し、グループ横断的な事業運営とそれによるシナジーを実現すべく、東京都港区海岸の新事業所に移転、営業を開始しました。

新型コロナウイルス感染症の拡大以降、当社グループでは、2019年から準備していたリモートワークを一斉に導入しました。しかしながら、コンサートやイベントがそうであるように、人が集まって何かをするというのは人間の根源的欲求であり、リアルの存在意義はこれからもずっと残ると考えています。ウィズコロナの新しいワークスタイルとして、在宅勤務とオフィス勤務を並行するハイブリッド型の働き方が定着してきた今だからこそ、従業員が集まり、組織を実感できる場であるオフィスに価値を見出したいと考えています。

通期の連結業績については、第3四半期以降も厳しい経営環境に変わりはありませんが、コンサート・イベントは再開に向けた動きも見られることから、赤字幅の拡大を抑えられると見込んでおります。

配当について

当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つと認識し、経営体質を強化するために必要な内部留保と成果配分とのバランスを勘案しながら、安定配当を継続していくことを基本方針としております。

当期は通期で厳しい業績を予想しているものの、上場来一度も無配としたことがなく、安定配当を継続していくという考え方から、1株当たり中間配当5.0円、期末配当予想5.0円(年間配当予想10.0円)とさせていただくことといたしました。

さらに強いヒビノグループとなるために

当社グループはこれまでも、さまざまな環境変化や困難な状況に適応するため、「ハニカム型経営」を実践し、ある一つの事業に逆風が吹いても、その影響を他の事業が補い、グループ経営を安定化することのできる基盤づくりを進めてきました。このような状況の中でフル稼働している事業もあり、ハニカム型経営による収益構造は現在の当社グループを支えています。

新型コロナウイルスとの共生はしばらく続くと見ています。私たちは、「ハニカム型経営」を進化させ、さらに強靭な集合体となるべく、覚悟をもってこの正念場に臨みます。また、この機に一度原点に立ち返り、私たちが実現したい社会、私たちが提供する価値の本質を見極め、環境変化を踏まえてその再定義をする必要があると考えています。

新常態の世界においても、私たちは人々に笑顔をもたらし感動を届けていきたいという気持ちを持ち続け、全社一体となってこの難局を乗り越えていきます。

株主・投資家の皆様には、引き続き長期的な視点で当社グループを見守っていただけますようお願い申し上げます。

最新の事業活動報告等、詳細は以下よりご覧いただけます。

Image

報告書ダウンロード