2024年3月期第2四半期(累計)は、コロナ禍で抑制されてきたコンサート・イベント市場が急速なペースで復活、拡大し、コンサート・イベントサービス事業が好調に推移しました。販売施工事業、建築音響施工事業においても、顧客の設備投資意欲の回復や都市再開発計画の進展を背景に受注が積み上がり、すべてのセグメントで前年同四半期を上回る売上高及び利益となりました。期初計画に対し各段階利益が大きく上回って進捗していますが、これは高収益なコンサート・イベントサービス事業の増収と粗利改善活動の成果に起因しています。この堅調な業績推移を勘案し、通期の連結業績予想を上方修正しています。
配当につきましては、安定配当の継続を基本方針としており、当期は、1株当たり中間配当15円、期末配当15円とする年間30円を予定しています。今後も、長期的な成長を見据え、持続的な配当水準の向上に努めてまいります。
当社グループは、昨年、2026年3月期を最終年度とする4ヵ年の中期経営計画「ビジョン2025」を掲げました。本計画では、「ハニカム型経営」と「イノベーション」を成長戦略の柱とし、M&Aも活用して新たな領域を開拓するとともに、健全経営の確立、すなわち適正な利益、財務の安定、人的資本の向上の好循環サイクルの構築に尽力します。
中期経営計画の2年目である当期は、大型映像サービスの強化に焦点を当てて取り組んでいます。