続きまして、私の疑問と余談を少し。
疑問1 ケーブルにとって一番良い巻き方はどれ?
どの巻き方が一番ケーブルに負担をかけないのかな?という疑問です。当社のベテラン映像オペレーターに私の疑問をぶつけてみました。
その答えは、「巻き方」のみに着目した場合、どの巻き方でもケーブルにかかる負担は、ほぼイコールとのこと。ただし、無理にねじるなどケーブルにストレスをかけることなく、ケーブルが素直に巻かれるように介錯しながら扱った場合、という条件が大前提です。どのような巻き方でも、無理に扱えばケーブルのストレスになるわけですね。
なお、この記事の中にも「よじる」や「ねじる」といった表現がありますが、ここで言うねじるとは、ケーブルが嫌がらずに素直に巻かれるように導いてやることです。
疑問2 ケーブルを痛めない、巻き方のコツは?
疑問1の解答にあるように、無理に扱ったりせず、ヨレやクセを介錯してやることが一つ。あとは、ケーブルを巻くときに引っ張って手繰り寄せず、自分が動いてケーブルを迎えに行きながら巻くこともポイントの一つです。
コンサートやイベント等で使われるケーブルは100mなど長いものも多くあります。また、現場の床に自社のケーブル以外の物が一切ないなんてことは、あり得ません。断線等のケーブルトラブルは、線とコネクターの接合部分で起こりやすいので、引っ掛けたりしないように注意することが常識なのだと知りました。
余談 エンジニアは、ケーブル巻きが苦手!?
ヒビノで長年に渡りPAエンジニアを務めてきた大先輩が口にした「ケーブル巻くの、あんまり得意じゃないんだよね」という一言が、あまりに衝撃的で「なぜですか?」と追求してしまいました。
エンジニアはあまりケーブルを巻かないと言うと語弊がありますが、エンジニアになると、セットアップの際はシステム側の作業がメインになってくるため、アシスタント時代と比べてケーブルを巻く機会が減るのだそうです。長いケーブルを這わせたり巻いたりする作業は、若手が担当することが多いので、ケーブル巻きに関しては、エンジニアよりアシスタントの方がスピーディーな場合も?!
聞けば納得ですが、ちょっと目からうろこの心境でした。これは、こぼれ話ってことで。
綺麗に巻くコツ
この他にも、綺麗に巻くちょっとしたコツとして「ケーブルを手繰る右手のストロークをそろえると、輪の大きさが均一になる」とか「多くのケーブルはメートル単位で作られているので、右手のストロークを1メートルにすると、ケーブルの両端(コネクタ)が同じ位置で揃う」といったポイントも教わりました。