トヨタの新型車「カローラクロス」の新CM「個性を駆け抜けて篇」のバーチャルプロダクション撮影に当社のLEDディスプレイ・システムが採用されました｜お知らせ・トピックス

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トヨタの新型車「カローラクロス」の新CM「個性を駆け抜けて篇」のバーチャルプロダクション撮影に当社のLEDディスプレイ・システムが採用されました

2021.09.30

お知らせ

コンサート・イベント用大型映像システムの企画、レンタル、オペレートを行うヒビノ株式会社は、2021年9月15日（水）より放映が開始されたトヨタの新型車「カローラクロス」の新CM「個性を駆け抜けて篇」の撮影に使用されたソニーPCLのバーチャルプロダクション技術に、LEDディスプレイ・システムが採用されました。バーチャルプロダクション向けにラインアップする超高精細1.56mmピッチROE「Ruby1.5F」を300度でラウンド設置し、その天井面と床面にもLEDディスプレイ・システムを設置して、新型車カローラクロスを包み込むような仕様を実現しています。

【カローラクロス】TVCM　個性を駆け抜けて（小林健太篇）30秒版

【カローラクロス】TVCMメイキング映像

このCMは、LEDディスプレイの大画面を背景として撮影するバーチャルプロダクションで制作されました。従来の映像合成に使用されるグリーンバックをLEDディスプレイに置き換えることで、よりリアルなバーチャル映像を作り出す最新鋭の撮影技法です。

当社は、現代アーティストである小林健太さんらのアート作品の世界を表示する壁面、天井面、床面のLEDディスプレイ・システムのレンタル及び設置、調整を行いました。メインとなる300度でラウンドする壁面のLEDディスプレイには、極めて反射の少ないマットな表面と色再現能力に優れたFlip Chip LEDを採用する「Ruby1.5F」を使用。本年7月よりサービスを開始した当社のバーチャルプロダクションスタジオ「Hibino VFX Studio」で提供するバーチャル撮影に最適なLEDディスプレイと同タイプの製品を、今回の撮影では東宝スタジオに設置しております。膨大なコンサート・イベントで培った映像調整技術と運用ノウハウにより、スムーズな搬入・設置はもとより、常に最良の映像表示を提供し、高品位なバーチャルプロダクション制作に貢献いたしました。

使用したLEDディスプレイ・システム

メイン（壁面）	超高精細1.56mmピッチ　ROE「Ruby1.5F」サイズ：全幅30m×高さ3m（19,200pixel×1,920pixel）、90㎡設置：300度ラウンド設置（50cm四方のLEDパネルを5度の角度をつけて横に60台連結）
天井	軽量設計・高精細3.125mmピッチ　ROE「Carbon3X」サイズ：幅12m×奥行8.4m（3,840pixel×2,688pixel）、100.8㎡
床	フロア型5.77mmピッチ　ROE「Black Marble 5」サイズ：幅12m×奥行10.8m（2,080pixel×1,872pixel）、129.6㎡

顧客

ソニーPCL株式会社

ヒビノ株式会社について

1964年の設立以来「音と映像のプレゼンテーター」というコンセプトの下、プロ用AV&ITのトータルソリューション企業として、音響と映像の分野に販売とサービスの事業を展開。

大規模コンサートを中心に展示会や企業イベント、コンベンション、スポーツイベント、博覧会など幅広いマーケットに大型映像サービスを提供しています。

コロナ禍では、世界屈指の規模で保有するLEDディスプレイとデジタル技術を活用し、XRシステムを構築。オンラインならではの新しい映像体験を実現する本サービスは、数々の著名アーティストの配信ライブに採用されています。2021年7月、XRを進化させバーチャルプロダクションスタジオ「Hibino VFX Studio」の提供を開始。LEDディスプレイの大画面を背景に仮想空間で撮影することで、あたかも目的地でロケ撮影したかのような映像を作り出す「インカメラVFX技術」を、映画、CM、ドラマなどあらゆる映像制作に提供しています。

当社は、大型映像サービスのパイオニアとして、コンサートやモーターショー等の豊富な実績により培った映像調整技術と運用ノウハウをもとに、先進性・独自性を追求した機材ラインアップの拡充、デジタル技術を駆使した新しい演出手法の創出に挑戦し続け、リアル、バーチャルを問わずお客様のニーズに合ったあらゆる空間デザインの創造を映像技術でサポートしてまいります。

以上