業界用語などの検索が可能です。メニューから、様々な方法で、用語をご検索ください。
「D」から始まる用語
D値
遮音性能を評価する価。数値が大きいほど遮音性能が優れていることを表す。JIS(日本工業規格)で規定されている。Dr値とも。
D-Sub
コネクターの種類のひとつ。Dサブコネクター。台形の形状の中に多数のピンが並んでいるタイプのコネクターで、左右のねじでロックをする。台形部分がアルファベットのDに似ていることからこう呼ぶ。VGA端子ともいう。
D端子
コンポーネント(Y/Pb/Pr)信号を1つの小型端子にまとめたもの。Dが付くことからデジタルと勘違いされやすいが、内部の信号はアナログ。形がDに似ていることからD端子という。
DA変換
デジタル信号をアナログ信号に変換すること。DAコンバーター(DA変換器)を使って変換する。
DAコンバーター
デジタル信号をアナログ信号にする変換回路のこと、およびそうした回路を備えた装置のこと。D/Aコンバーターと表記したり、DA変換器、DAC(ダック)と言うこともある。
DANCE
音声信号の符号化の方式のこと。DANCEとはDPCM Audio Near-instantaneous Compressing and Expandingの略。
DAT
Digital Audio Tapeの略。ダットと呼ばれる。1987年に発売された、デジタル録音・再生機器。PCM方式でデジタル化した音を、回転ヘッドで磁気テープに記録する。
テープは、幅3.81mm、カセット式でサイズは73×54×10.5mmと比較的小さい。標準モードでは、チャンネル数2ch、サンプリング周波数48kHz、量子化ビット数16ビット、テープ速度8.15mm/s、ドラム回転数2,000rpmで録音・再生する。
優れた性能と高音を持つことから、CDのデジタルコピーなど著作権の問題が危惧され、発売に待ったがかかり、民生用にはCDと同じサンプリング周波数44.1kHzでのデジタル入力が出来ない機器が発売されるなどしたが、SCMSの採用によって解決された。
高い音質やコンパクトな形状、標準モードで2時間という長時間の録音や、正確な頭出しが可能といった利便性などから、オーディオマニアの間に普及した。民生用としてはオーバースペックとも言える性能と音質が評価され、業務用としても幅広く普及した。
1992年のMD発売や、その後のデジタルオーディオプレイヤー登場によって民生機市場での需要は縮小したが、音質を求めるユーザーの間や、業務用・プロ用として利用された。しかしながら、DAWの登場と普及によって、2000年代中頃からHDDレコーディングシステム等への代替が進み、マスター機器としての利用は少なくなった。
DAW
デジタルオーディオワークステーション(Digital Audio Workstation)の略。音楽制作の録音や編集などの各プロセスをデジタル環境で行う統合的なシステムのこと。Pro Toolsなどのプロ用から個人でも扱えるレベルまで様々なソフトウェアが存在する。
dB
デシベル。電気工学や音響学などの分野で、2つの量を比較するために用いる単位。デシベルのベル(B)はアメリカの電気工学者で、電話の発明者として有名なグラハム・ベルに因んでいる。ベルの10分の1がデシベルだが、実際にはベルはほとんど用いられない。
dBv
読みはディービースモールブイ。0.775Vを0dBとする単位のこと。dBuと同じ。dBvはdBVと混同してしまうことが多いため、dBuの表記を用いることが増えている。音声信号レベルの基準として、業務用オーディオ機器で利用されている。
dBm
1mWを0dBとしたもの。例えばインピーダンスを600Ωとした場合、0.775Vを0dBとする単位。
dBu
0.775Vを0dBとする単位のこと。dBvと同じ。
dBV
1Vを0dBとする単位のこと。音声信号レベルの基準として、家庭用オーディオ機器で利用されている。
dbx(ディービーエックス)
アメリカのシグナル・プロセッサーのブランド。独自のノイズリダクションシステムを始め、多くのオーディオ・ツールをプロの現場に送り出している。
dbx製品ページ(シグナルプロセッサー)
DC
電流直流のこと。Direct Currentの略。時間によって大きさは変化するが、流れる方向は変化しない電流。
DCT
Discrete Cosine Transformの略。離散コサイン変換ともいう。デジタル圧縮技術の一つ。
DD+
ドルビー・デジタル・プラス。DDの拡張版。Blu-rayDiscやHDDVDで採用されているサラウンド音声の規格。
DG
Differential Gainの略。微分利得歪み。輝度レベルの変化に対する副搬送波の振幅応答の変化のこと。
DiGiCo(デジコ)
2002年にイギリスで設立されたSR用デジタル・ミキシング・コンソールのブランド。音質、操作性、拡張性などにおいて高いクオリティーを発揮し、世界中で多くのエンジニアに支持されている。
DiGiCo製品ページ(ミキシングコンソール)
DL
1.DLコネクター。マルチコネクタの1種。オスとメスが同じ形状をしているのが特徴。
2.ダウンロードの略称。
DLPプロジェクター
表示装置の一種で、DMDを用いたプロジェクターのこと。DLPはDigital Light Processingの略で、米国Texas Instruments社の登録商標である。百万以上にもなる極小のミラーひとつずつを画素とするデバイス「DMD(Digital Micromirror Device)」を中核とするプロジェクターで、光源となるランプをDMDに当て、各ミラーの反射光をランプを通して拡大しスクリーンなどに投影する仕組み。液晶プロジェクターと市場占有率を二分している。
DP
Differential Phaseの略。微分位相歪み。輝度レベルの変化に対する副搬送波の位相変化のこと。
DPA Microphones(ディーピーエーマイクロホンズ)
デンマークのマイクロホンのブランド。1992年にブリューエル・ケア(B&K)から独立し、音楽用マイクロホンを専門とするDanish Pro Audioが設立された。その後、社名を現在のDPA Microphonesに改めた。社名にもMicrophonesと明記している通り、高品質な音響用マイクロホンに特化している。
DPA Microphones製品ページ(マイクロホン)
DRAM
ディーラムとよむ。Dynamic Random Access Memoryの略。RAMの一種の記憶素子。揮発性のメモリで、電源供給がなくなると記憶情報が失われる。
DRM
デジタル著作権管理のこと。Digital Rights Managementの略。デジタルデータの違法コピーを防止するコピーガードと異なり、ファイルのコピーが出来ても再生や閲覧が出来ないようにする技術のこと。
DSD
Direct Stream Digitalの略。Super Audio CDに使われている音声信号の記録方式。
DSK
ダウンストリームキーヤー(Down Stream Keyer)の略。テレビ放送運行中に、ニュース速報や時計情報などをスーパーするために用いる装置。
DSP
デジタルシグナルプロセッサー(Digital Signal Processor)の略。デジタル信号処理専用のプロセッサ。特定の演算処理を高速で行うことを目的に設計されており、音声処理や画像処理用の機器に実装されることが多い。
DVC
デジタルビデオカセット(Digital Video Cassette)の略。家庭用のVTRの規格の一つで、デジタル方式で映像と音声を記録するDV規格のための記録メディア。
DVD
デジタルバーサタイルディスク(Didital Versatile Disc)の略。CDと同じ直径12cmで、デジタルデータの記録メディア。1996年に登場し、VHSにかわって普及している。また、次世代DVDと呼ばれるBlu-rayDisc・HDDVDも登場している。
DVE
デジタルビデオエフェクト(Digital Video Effect)の略。映像ソースにデジタル特殊効果を加える装置のこと。スイッチャーなどに内蔵されていることも多い。
DVI
Digital Visual Interfaceの略。各種ディスプレイ、プロジェクター等のインタフェースの標準的な規格。無圧縮のデジタルビデオをディスプレイに伝送できるように開発された。
※当用語集に掲載されている表現内容は、編者の解釈によるものです。
用語の解釈は、地域や組織等によって異なる場合がございます。
当用語集は、異なる解釈を使用したその他の著書、サイト等の表現内容を否定するものではありません。